主要50社の平成17年度分（平成17年4月〜平成18年3月）の取扱額がまとまった。総取扱額は2.0％増の5兆7413億5485万5000円、海外旅行は2.6％増の2兆4476億363万2000円、国内旅行は1.5％増の3兆2644億8788万6000円、外国人旅行は13.3％増の292億6333万7000円だ。海外旅行は、中国各地での反日デモやバリ島の爆弾テロなどのマイナス要因があったものの、25社が前年を上回り、全体で前年増となった。海外旅行企画商品の取扱額は0.8％増の7556億222万6000円、取扱人数は単価上昇から3.2％減の464万507人となった。

　年間の総合取扱順の上位10社は、ジェイティービー（1兆3325億2673万3000円）、近畿日本ツーリスト（4871億7810万2000円）、日本旅行（4742億6601万9000円）、阪急交通社（3769億1764万4000円）、ジェイティービートラベランド（2491億5207万1000円）、エイチ・アイ・エス（2629億3326万2000円）、ANAセールス（2164億7329万6000円）、ジェイティービーワールドバケーションズ（2141億214万7000円）、東急観光（1590億1043万円）、日本通運（1544億3875万9000円）。また、海外旅行の取扱順は、ジェイティービー（4109億398万8000円）を筆頭に、阪急交通社（2536億7845万9000円）、エイチ・アイ・エス（2494億833万7000円）、ジェイティービーワールドバケーションズ（2141億214万7000円）、近畿日本ツーリスト（1734億3919万5000円）となった。

　また、前年比率の高い上位5社は、順にトラベルプラザインターナショナルの23.1％増、エイチ・アイ・エスの12.9％増、アールアンドシーツアーズの12.7％増、阪神電気鉄道の12.0％増、ジャルツアーズの10.2％増。海外旅行は、総合と同様トラベルプラザインターナショナルの23.1％増を筆頭に、続いて阪神電気鉄道13.8％増、日立トラベルビューローの13.3％増、エイチ・アイ・エスの12.8％増、アールアンドシーツアーズの12.7％増であった。

　一方、3月単月の総取扱額は前年比3.4％増の5001億3188万7000円となった。海外旅行は7.8％増の2148億4763万7000円となり、プラスに回復した。前年を上回るのは25社。
　海旅の取扱額はジェイティービー（360億7260万2000円）を筆頭に、エイチ・アイ・エス（240億1448万9000円）、阪急交通社（215億249万1000円）、ジェイティービーワールドバケーションズ（182億2814万9000円）、近畿日本ツーリスト（160億1368万3000円）と続く。また、伸び率では順に日立トラベルビューローの33.6％増、クラブツーリズムの26.8％増、ジェイティービートラベランドの18.5％増、エイチ・アイ・エスの17.8％増、ジェイティービーワールドバケーションズの16.7％増となった。なお、海外旅行企画商品の取扱額は7.3％増の634億6651万1000円、取扱人数は4.1％増の44万271人となった。