近畿日本ツーリストは2006年夏季海外チャーター便を利用した商品を9ヶ国・地域、11方面で設定する。近ツーは6月から10月までの期間中、約140便のチャーター便を利用。販売目標人員は成田、羽田発着が約2700人、および首都圏以外の全国14空港発着を合わせ前年比54％増の6000人を狙う。


　夏季のチャーター便の特徴は日本から定期便が運航していないデスティネーションへのチャーター便、および全国14の地方空港出発で現地までの直行便チャーター便であること。定期便がないカナダ・カルガリー、アラスカ、フェアバンクス、オーストラリアのエアーズロックに近いアリススプリングス空港へのチャーター便を利用。また、千歳、仙台、広島からモーツァルト生誕250周年のウィーンへのチャーター便をはじめ、千歳、広島からのミラノ、ローマへのチャーター、長崎、熊本、大分、鹿児島発着の中国の黄山へのチャーター、関西、広島、出雲、高松、岡山発着の桂林へのチャーター、新潟／台湾間や千歳、仙台、福岡とホノルル間のチャーター便を利用する、地方の利便性を意識した多数の商品を設定した。そのほか、羽田発着のグアムへのチャーター利用商品を設けた。近ツーはチャーター便利用のホリデイ商品や団体企画商品の造成や販売を通して、海外旅行需要の喚起を図る。