JTBグループのJTB地球倶楽部はこのほど、第2回「琉球大学・シニア限定短期留学プログラム」を設定した。これは琉球大学と企画、実施するプログラム。参加対象は50歳以上の男女とする。
　ツアーでは、月曜から金曜日まで合計10日間の午前中の3時間、大学で講義を受講。グループ講座として長寿県沖縄、健康長寿の科学、琉球の歴史研究を設けるほか、観光学科の聴講プログラムとして沖縄の観光計画、観光地理学などを学ぶ。午後の時間は大学外で、ユネスコ世界遺産であるグスクの実地研修、三線や琉球舞踊をはじめとする沖縄の芸能、文化体験、およびアメリカ人家庭を訪問し英会話レッスンやクッキング体験をあじわう交流プログラムを用意する。
　また、週末は自由課題研究として石垣島、西表島などの離島体験、沖縄本島観光、および沖縄ロングステイのための実地見学を設定。今回は特別に「国立劇場おきなわ」で沖縄伝統芸能の「組踊」、「琉球舞踊」を鑑賞するプログラムを設ける。料金は23万9000円で、各地／那覇間の交通費、琉球大学／ホテル間の交通費、昼食、夕食代、アクティビティ参加費用は料金に含まない。

　JTB地球倶楽部は2003年度から、シニア向けの短期留学プログラムの商品化を推進。2004年度は前年比200％増、2005年度は30％増を記録した。今年度の4月17日発売の「エジンバラ大学シニア遊学22日間」、「ハワイ大学シニア遊学15日間」、タスマニア大学やオタゴ大学院などを組み込んだ商品に対して、発売前から約2000名以上の問合せを受けたという。