日系2グループ国際線、GW予約数は前年比11%増の26万3675人

JALグループは提供座席数が9.3%減の27万4101席、予約数は4.8%増の19万6435人、予約率は71.7%だ。予約数が前年割れの路線はホノルル線の11.6%減の2万6259人とグアム線(サイパン含む)の49.1%減の7330人、および欧州線の5.5%減の2万536人。直接の要因は供給量の減少だが、予約率についてはホノルル線、欧州線とも80%台を記録しており、まずまずのところ。東南アジア線のマニラ線、シンガポール線、クアラルンプール線や韓国線、中国線が今年の旅客の出足を牽引していることを表している。
なお、臨時便はホノルル線で17便、デンパサール線に2便、合計19便の運航を計画している。
ANAグループについては提供座席数7.1%増の8万8170席、予約数は35.2%増の3万7240人、予約率は76.3%だ。日本発着ベースでの予約数は前年比31.4%増と過去最高の数字を記録している。全方面で予約数を伸ばしているが、中国線が43.0%と最も伸びを示しており、アジア、ハワイやグアムなどのリゾートが28%台の増加、北米も21.8%増と好調だ。供給量を抑えた欧州線は伸びが少ないが4.2%増となっている。
なお、臨時便は成田/ホノルル線で5便、関西/グアム線で4便の合計9便を計画している。
▽JALグループ(日本発)※JL、JO
ホノルル/2万6259人(-11.6%減)/87.6%
米大陸/2万5503人(21.3%増)/87.2%
欧州/2万536人(-5.5%減)/84.6%
東南アジア/4万3278人(11.5%増)/71.9%
オセアニア/9522人(3.4%増)/73.2%
グアム/7330人(-49.1%減)/66.7%
韓国/2万4330人(17.0%増)/72.6%
中国/2万4616人(48.0%増)/55.6%
▽ANAグループ(日本発着)※NH、
北米/1万7979人(21.8%増)/84.9%
欧州/1万5088人(4.2%増)/84.0%
中国/4万2315人(43.0%増)/68.8%
アジア/4万419人(28.9%増)/78.9%
リゾート/1万1355人(28.7%増)/85.2%