スカイチーム、SUが正式加盟で10社体制に

  • 2006年4月17日
 アエロフロートロシア航空(SU)がモスクワで14日、スカイチームの10社目として正式加盟した。ロシアの航空会社がアライアンスへ加盟する事例はこれが初めて。SUの加盟により、スカイチームとしては1日当たり3億7300万人の旅客を1万5000便、728都市、149カ国で就航することとなる。これにより、スカイチーム加盟会社のFFP会員はSUの搭乗により、マイル加算が可能となる。

 SUはロシア、CIS諸国で最大規模の航空会社。過去5年間にわたり、安全、サービスレベルの向上を図っており、2005年10月には航空会社の安全システム評価制度IOSA(IATA Operational Safety Audit)点検でも高い評価を受けている。また、日本市場向けのサービスでも、昨年12月から1機に1人の日本人通訳を乗務させるなど、記憶に新しいところだ。
 また、エールフランス航空(AF)会長兼CEOのジャン=シリル・スピネッタ氏は「シェレメチェボ国際空港のハブ機能により、文字通り世界各地への利便性を高める」とコメントしている。なお、シェレメチェボ国際空港は2007年末を目処に、SUが利用を新たな旅客ターミナルとして第3ターミナルの供用開始を控えている。