「ロケ地ツアー登場!3月4日公開『ナルニア国物語 第一章:ライオンと魔女』」〜ひろきのトラベル×シネマNo.007
■「ナルニア国物語」の映画ロケ地訪問ツアーが3月から催行
〜エアニュージーランドホリデイがロケ地訪問ツアーを企画〜
幼い少女が不意に開いた箪笥の扉は、「ナルニア」への入口だった・・・。
英国作家C.S.ルイスによる全7巻からなるファンタジー小説(岩波書店刊)の第一章を映画化した、超大作『ナルニア国物語 第一章:ライオンと魔女』がいよいよ日本でも3月4日に公開されます。世界中で読まれている同作品は、「旅心を刺激」する児童文学としても根強いファンを持ち続け、かつて少年少女だった大人たちにとっても待望の一作となっています。
さて、旅行業界では、映画の主要ロケ地ニュージーランドと、物語舞台の英国、原作者C.S.ルイスの故郷アイルランド方面で動きがあります。本作は、ニュージーランドでロケ撮影された超大作としては、世界的ヒットを飛ばした『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ以来。今回の同作品の公開に連動させて、日本国内でも観光キャンペーン実施を決定。ニュースでも「ニュージーランド政府観光局、過去最大規模の広告キャンペーンを展開」とお伝えした通りです。
ブルーパシフィックツアーズは「エアニュージーランドホリデイ」でニュージーランド航空(NZ)の協力により、配給会社のブエナビスタインターナショナル(ジャパン)公認によるロケ地訪問ツアーを設定しています。なお、物語のどの場面をどこで撮影したかは、映画公開まで未発表とのこと。特別なコース設定、内容となっており、従来コースと差別化が図られています。このほか、同社では特別鑑賞券プレゼントも企画し、映画との連動性を高めています。
ツアー名はナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」ロケ地訪問ツアー6日間で、出発地は成田、関西の2都市、出発日は3月20日と26日、5月5日と20日の4設定日となっています。このうち、3月20日と26日出発については特別鑑賞券をプレゼントするそうです。
ツアーのポイントはやはり、クライストチャーチ近郊で撮影が行われたロケ地を訪問。映画「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」で、多くのシーンが使われたフロックヒルステーションやホームブッシュ(ディーンズ家の農場)等、クライストチャーチ近郊のロケ地を訪れます。また、カンタベリー平野を走る列車「トランツアルパイン号」に乗車し、サザンアルプス風景を楽しみ、ロケ地として多くが使われた場所が控えている。
なお、現地発の公認主催ツアーもカンタベリー・サイトシーイング社が催行しています。
■英国方面では、原作者C.S.ルイスゆかりの地を組み込んだ商品
「ナルニア国物語」の現実の舞台は英国。作者C.S.ルイスが小説を執筆した時代にいた、英国・オックスフォードは、ファンタジー小説ファンが訪れる場所でもあります。「指輪物語」のJ.R.Rトルーキンのゆかりの地でもあり、両者には親交もありました。
さっそくルックJTBでは「お得な旅プラス マナーハウスとロンドンの休日8日間」でオックスフォード訪問の際、ゆかりの場所を訪ねるプログラムを組み込んでいます。
また、彼の生誕地であり故郷である北アイルランド地方ベルファストなどもツアー候補に挙げられるでしょう。ナルニア国の地図に描かれている地形ととてもよく似ており、創作の源となったことが実感できる場所です。同地にはC.S.ルイスの銅像も建立されています。
「ナルニア国物語」のツアー化については、英国現地に取材した解説本も幾つか出版されていますので、参考にされてみてはいかがでしょう。
物語の舞台は、第二次世界大戦下の英国ですが、物語の大半は別世界「ナルニア国」での出来事を描きます。今回の映画作品は、ダイナミックな風景や迫力のある闘い、少年少女らの瑞々しい演技が調和した見ごたえのある仕上がりです。また4人の兄弟姉妹が主人公となってナルニア国の危機を救うストーリーは、冒険心を蘇えらせることでしょう。
映画は、昨年12月9日に全米ほか世界各国で公開され、現在に至るまで全世界で大ヒットを記録。3部までの映画化が既に決定しており、次回作は07年の公開を目標に製作が進められています。「ナルニア国」の新たな固定ファンを掴むことで、息の長いエンターテインメント商品としての展開を可能としています。既に同作品を取り上げ、ゆかりの地を訪ねるテレビ番組『世界ふしぎ発見!』も放映されています。
=====<トラベル×シネマ バックナンバー>=====
西咲ひろき
「トラベルシネマライター」として、旅行業界とエンタメ業界を股にかけて取材・執筆活動中。
NO.006 話題作が一堂に!「フランス映画祭2006」
NO.005 「北欧発で日本初!『Bio06アイスランド映画祭』」
NO.004 「新“華流パワー”を採り入れ、中国需要回復せよ!『PROMISE 無極』ほか」
NO.003 「韓流スター作品は今年も旅行商品に貢献?『美しき野獣』、『B型の彼氏』公開」
NO.002 「未来型ジャンボ旅客機が舞台。機上の密室劇『フライトプラン』に迫る!」
NO.001 「06年前半の国内公開作品の動向を知る!」
〜エアニュージーランドホリデイがロケ地訪問ツアーを企画〜

英国作家C.S.ルイスによる全7巻からなるファンタジー小説(岩波書店刊)の第一章を映画化した、超大作『ナルニア国物語 第一章:ライオンと魔女』がいよいよ日本でも3月4日に公開されます。世界中で読まれている同作品は、「旅心を刺激」する児童文学としても根強いファンを持ち続け、かつて少年少女だった大人たちにとっても待望の一作となっています。
さて、旅行業界では、映画の主要ロケ地ニュージーランドと、物語舞台の英国、原作者C.S.ルイスの故郷アイルランド方面で動きがあります。本作は、ニュージーランドでロケ撮影された超大作としては、世界的ヒットを飛ばした『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ以来。今回の同作品の公開に連動させて、日本国内でも観光キャンペーン実施を決定。ニュースでも「ニュージーランド政府観光局、過去最大規模の広告キャンペーンを展開」とお伝えした通りです。
ブルーパシフィックツアーズは「エアニュージーランドホリデイ」でニュージーランド航空(NZ)の協力により、配給会社のブエナビスタインターナショナル(ジャパン)公認によるロケ地訪問ツアーを設定しています。なお、物語のどの場面をどこで撮影したかは、映画公開まで未発表とのこと。特別なコース設定、内容となっており、従来コースと差別化が図られています。このほか、同社では特別鑑賞券プレゼントも企画し、映画との連動性を高めています。
ツアー名はナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」ロケ地訪問ツアー6日間で、出発地は成田、関西の2都市、出発日は3月20日と26日、5月5日と20日の4設定日となっています。このうち、3月20日と26日出発については特別鑑賞券をプレゼントするそうです。
ツアーのポイントはやはり、クライストチャーチ近郊で撮影が行われたロケ地を訪問。映画「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」で、多くのシーンが使われたフロックヒルステーションやホームブッシュ(ディーンズ家の農場)等、クライストチャーチ近郊のロケ地を訪れます。また、カンタベリー平野を走る列車「トランツアルパイン号」に乗車し、サザンアルプス風景を楽しみ、ロケ地として多くが使われた場所が控えている。
なお、現地発の公認主催ツアーもカンタベリー・サイトシーイング社が催行しています。
■英国方面では、原作者C.S.ルイスゆかりの地を組み込んだ商品

さっそくルックJTBでは「お得な旅プラス マナーハウスとロンドンの休日8日間」でオックスフォード訪問の際、ゆかりの場所を訪ねるプログラムを組み込んでいます。
また、彼の生誕地であり故郷である北アイルランド地方ベルファストなどもツアー候補に挙げられるでしょう。ナルニア国の地図に描かれている地形ととてもよく似ており、創作の源となったことが実感できる場所です。同地にはC.S.ルイスの銅像も建立されています。
「ナルニア国物語」のツアー化については、英国現地に取材した解説本も幾つか出版されていますので、参考にされてみてはいかがでしょう。
物語の舞台は、第二次世界大戦下の英国ですが、物語の大半は別世界「ナルニア国」での出来事を描きます。今回の映画作品は、ダイナミックな風景や迫力のある闘い、少年少女らの瑞々しい演技が調和した見ごたえのある仕上がりです。また4人の兄弟姉妹が主人公となってナルニア国の危機を救うストーリーは、冒険心を蘇えらせることでしょう。
映画は、昨年12月9日に全米ほか世界各国で公開され、現在に至るまで全世界で大ヒットを記録。3部までの映画化が既に決定しており、次回作は07年の公開を目標に製作が進められています。「ナルニア国」の新たな固定ファンを掴むことで、息の長いエンターテインメント商品としての展開を可能としています。既に同作品を取り上げ、ゆかりの地を訪ねるテレビ番組『世界ふしぎ発見!』も放映されています。
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西咲ひろき
「トラベルシネマライター」として、旅行業界とエンタメ業界を股にかけて取材・執筆活動中。
NO.006 話題作が一堂に!「フランス映画祭2006」
NO.005 「北欧発で日本初!『Bio06アイスランド映画祭』」
NO.004 「新“華流パワー”を採り入れ、中国需要回復せよ!『PROMISE 無極』ほか」
NO.003 「韓流スター作品は今年も旅行商品に貢献?『美しき野獣』、『B型の彼氏』公開」
NO.002 「未来型ジャンボ旅客機が舞台。機上の密室劇『フライトプラン』に迫る!」
NO.001 「06年前半の国内公開作品の動向を知る!」