主要50社の12月の総取扱額は12ヶ月連続で前年増となる前年比1.5％増の4533億6154万1000円、このうち海外旅行は1.8％増の1981億4995万9000円、国内旅行は1.2％増の2529億1549万6000円。海外旅行は2ヶ月連続で前年増となった。なお、外国人旅行は11.2％増の22億9608万6000円と13ヶ月連続で前年増と、ビザ施策などを理由とした訪日外客増の追い風を受け、引き続き順調な推移だ。


▽主要50社、11月の取扱額（PDF版）
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent_0512.pdf
▽主要50社、11月の取扱額（エクセル版）
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent_0512.xls


　海外旅行の取扱額ベースで前年を上回るのは取扱実績のある47社中27社。11月には28社、今月は27社と海外旅行全体に上向き感が定着しつつある。なお、海外旅行の企画商品では取扱額は0.9％減の636億9291万4000円、取扱人員は6.6％減の40万9299人となり、年末年始期間を含むことから客単価は15万5614円であった。企画商品は単価が上がるものの取扱額が減少、ビジネス旅客の動向の堅調さを逆に裏付けている結果。

　海外旅行の伸び率順では阪神電気鉄道の28.9％増（20億1658万6000円）が最も大きく、次いで東武トラベルの21.2％増（8億8390万3000円）、アールアンドシーツアーズの18.5％増（31億1257万3000円）、トラベルプラザインターナショナルの18.2％増（35億1397万3000円）、フジトラベルサービスの17.6％増（3億6243万2000円）と続く。取扱額順はジェイティービーの335億3223万7000円を筆頭に、エイチ・アイ・エスの215億4102万円、ジェイティービーワールドバケーションズの202億513万5000円、阪急交通社の187億1038万5000円、近畿日本ツーリストの145億8110万円であった。