JTB、セントラル警備と旅行中の留守宅セキュリティで取次、07年度1億円目標

JTB留守番多助の主な販売対象はロングステイ、クルーズ、海外ウェディングなどの旅行者。JTBでは、海外ウェディングは家族全員で参列する傾向にあり、マーケットが特に大きいと捉える。また、今年8月、本社事業創造本部にロングステイ事業推進室を立ち上げ、団塊世代の大量退職後に予測される2週間以上の海外での滞在をサポートしており、今回もその一環のサービスとする。
ツーリズムマーケティング研究所の調査で、旅行の阻害要因の11.4%が「動物、植物の世話で家が空けられない」と回答。また、ロングステイ希望者は「海外滞在で気がかりなこと」の質問に対し、留守宅のケアが49.2%、盆栽やペットの世話が33.7%となるなど、滞在先の安全に加え、日本での安全・安心を求める声が高いことから今回のサービス展開に至った。
JTB留守番多助のサービスは、利用者の留守宅に警備機器を設置し、センサーが泥棒などの侵入を検地した場合にパトロール員が駆けつけるもの。プランは1週間から6ヶ月までの週単位で契約でき、各種料金に含まれる特典として補償制度も用意する。
さらに、オプションとして留守管理サービスやペットシッター・サービスを提供。留守宅管理サービスでは、利用者の出発日から帰宅日まで専門スタッフが担当し、清掃、ゴミ出し、洗濯をはじめ、植栽の水遣り、郵便物の取り込みなど幅広く対応する。なお、サービス提供する、北海道、宮城、福島、東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、静岡、愛知、大阪、兵庫、京都、滋賀、岡山、広島、福岡の17都道府県のうち、オプションサービスは、関東4都県、愛知県、関西の大阪、兵庫、京都の公共交通機関沿線となる。