JTBグランドツアー、12月以降の27コース設定、独自サービスも展開

  • 2005年10月26日
 JTBグループのJTBグランドツアー&サービスは12月から来年4月発の商品を発表した。JTBグランドツアーは旅慣れた団塊世代から60代を主な顧客層と想定、アフリカ、中南米、欧州などを主な取扱地域とし、旅行時期にこだわる旅行商品の企画を目指す。また、現地でアクティブに動く顧客層を想定し、内容にもこうした側面を反映する。商品企画では「感動のシーズン」として、独自基準を設定。ケニア・タンザニア商品では雨期に催行するものの、動物のベビーラッシュ期であること、雨期で豊富な水量となることからビクトリア瀑布の迫力ある姿を見ることが出来るなど、訪問地の「ベスト」を選びだしている。
 今回設定した商品は近東・アフリカ、中南米、アジア、ヨーロッパ、オセアニア方面の全27コース。全商品の平均旅行日数は13.4日と、日程に比較的ゆとりのある設定で、最短はアンコールワットをメインとしてシェムリアップに6連泊する9日間、最長はパタゴニアをメインとしてメキシコ、ペルー、ブラジル、アルゼンチンを訪問する20日間だ。ツアーでは大自然、文化、ショッピング、憧れ、交流の5つを独自に設定する「感動体験」として、各コースに取り入れた。

 さらに、独自のサービスとして出発前に参加者を対象としたアンケートを実施し、旅行への期待度を事前に把握するほか、一人参加の追加料金を1泊3000円と通常の追加料金の割高感を解消する。また、キャンセル料でも独自の方針を採用。申込済旅行を取り消した場合、取消日から1ヶ月以内に、3ヶ月以内に出発するツアーを申込みすると取消料は発生しない。具体的には取消し申出時には、約款で規定する取消料を差し引いた金額を返金するが、上記の条件に該当する場合、取消料分を再度申込むツアー料金から差し引くシステムだ。