JLグ、東急と提携カード発行で合意、東急沿線の顧客拡大を目指す

  • 2005年10月3日
 JALグループは東京急行電鉄とこのほど、JALマイレージサービスと東急が来春に導入する東急ポイントサービス「TOP&」と提携カード発行で合意した。これにより、JALグループは東急線沿線エリアを中心に顧客数の拡大を目指す。会員募集は来春から開始する予定だ。

 新カードは、「JALカードTOP&ClubQ」と「TOP&ClubQ JMBカード」の2種類。両カードは同一カードでJALのマイル、東急ポイントを相互交換できる特徴をもつ。JALカードTOP&ClubQは、JALのクレジットカード「JALカード」に東急ポイントサービス機能を付加したもの。クレジットの利用に応じてJALマイルが自動的に貯まる「ショッピングマイル」の機能に加え、東急百貨店をはじめとする東急グループの商業施設やホテルなど、東急ポイント加盟店で利用した場合は、東急ポイントも同時に貯めることができるカードだ。
 また、TOP&ClubQ JMBカードは、東急のクレジットカード「東急カード」をベースとしたもので、クレジットや東急ポイント加盟店で利用時にそれぞれ東急ポイントが貯まる機能に加え、JALグループ便への搭乗やJALマイレージバンクのマイルパートナーなどを利用した場合は、JALのマイルも同時に貯めることができるカードだ。
 さらに、この二つのカードは共にJAL ICサービスの利用が可能。関東圏の公共、民間鉄道、バス事業者が2006年度中に導入を予定する共通ICカード乗車券と連携したサービスの実現も検討する。なお、JALマイレージバンク登録会員数は9月末現在で約1793万人、ジャルカード会員数は約147万人、東急TOPカード会員数は昨年末で約136万人だ。