国土交通省がまとめた航空輸送統計によると、12月の日系航空会社の国際線輸送旅客数は前年比6.0％増の152万7061人であった。座席利用率は0.9ポイント減の68.1％である。方面別では中国線は44.8％増、韓国線は17.0％増、台湾線は17.4％増、また香港、タイ、インド等のアジア線は9.0％増と増加を記録。ただし、南米含むアメリカ線の5.3％減、ハワイ・グアム行きの太平洋線は12.7％減、ヨーロッパ線は5.6％減、オセアニア線は9.7％減と長距離線は減少するという対象的な結果となった。
　なお、2004年1月から12月までの暦年の国際線旅客数は21.3％増の1770万3583人。方面別では全路線とも前年比で増加を記録している。特に中国線は58.5％増の267万2198人、台湾線は46.6％増の148万3914人とSARSからの回復を図った。詳細は下記の通り。

▽日系航空会社輸送統計・暦年＜方面／旅客数（前年比）＞
中国／267万2198人（58.5％増）
韓国／195万8937人（18.5％増）
台湾／148万3914人（46.6％増）
その他アジア／356万2775人（18.1％増）
米大陸／208万4405人（7.5％増）
太平洋／328万9688人（13.5％増）
ヨーロッパ／199万2236人（12.9％増）
オセアニア／65万9430人（5.6％増）
総計／1770万3583人（21.3％増）