チェコ、日本人は下期30%増の見込み、OKのエアパス値下げも実現へ

  • 2004年12月21日
 チェコ政府観光局、およびチェコ航空(OK)の日本地区総代理店を務めるエア・システムはこのほど、共同でセミナーを開催した。チェコ政府観光局日本代表の沖中繁男氏はチェコへの今年の日本人訪問者数について、「2004年上期は前年比約60%増の5万8616人、下期は前年比30%増となる見込み」と語り、昨年から堅調に増加する現状を報告。また、「日本人は全世界からの訪問者数で13位も、消費額は世界1位」と指摘し、今後も積極的に日本人誘致に取り組む姿勢を強調した。今後のプロモーションについては、チェコ国内の12ヶ所の世界遺産は「プラハから日帰りで訪問が可能」として、積極的にプロモーションを展開し、認知度を高める。
 エア・システムは今年3月にGSA契約を締結し、これまで販売を展開。現在はOK本社と特別割引運賃「エフイーパス」の料金について交渉中だ。エア・システムは運賃が高いと見ており、旅行促進を目的として値下げ交渉を進め、年明けの早い段階には決定したい考えだ。また、中期的な展開についてエア・システム取締役社長の多田泰信氏は、「2006年にチャーター便を運航したい」考えも示す。今後、長距離運航が可能な機材をOKが購入する事が焦点となるが、チェコ大使館も全面的な支援を表明し、実現に向けていっそうの働きかけを行う。