JL、自社ビルを650億円で売却、有利子負債削減などで財務体質強化

  • 2004年12月1日
 日本航空(JL)は本社ビル「JALビル」を野村不動産に売却する。これは、JLの中期経営計画の中で2006年度末までに有利子負債残高4000億円を圧縮する財務体質の健全化の一環。本社ビルの売却によって、有利子負債削減の直接的効果と共に、不動産保有リスクの回避、キャッシュフローの改善などを図る。
 なお、日本航空インターナショナル100%子会社のグローバルビルディング、共同所有する三菱商事の100%子会社の菱光ロジスティクスの2社が、野村不動産が設立する特別目的会社などに650億円で売却する。