NH、中間決算は大幅増、国際線経常ベースで約100億円の黒字見込み
全日空(NH)の平成17年3月期連結中間決算(平成16年4月1日〜平成16年9月30日)は売上高が前年比8.4%増の6594億8000万円、営業利益が313.3%増の597億6600万円、経常利益が前年比271.1%増の531億700万円、中間純利益は45.3%増の298億8900万円となった。このうち国内線の旅客収入は前年比2.5%増の3375億2300万円、旅客数は前年比1.3%減の2255万8559人と旅客単価が改善。国際線旅客収入は前年比28.5%増の1104億5900万円、旅客数は前年比36.6%増の202万3279人と昨年のSARS等の反動で旅客収入、旅客数とも大きく改善、旅客単価は下落したものの、キロ当たり単価は5%増となっている。国際線の経常ベースは約100億円の黒字となる予想で、通期の黒字化を目指す。なお、旅行事業は国内、国際共に前年同期を上回り、売上高は前年比18.1%増の18.1%増、営業利益は199.3%増の28億円を確保している。
NHは下期について、国内線における台風の影響が既に約15億円程度の売上減、景気の不透明感を理由として旅客数は前年を下回る水準で推移すると予測。また、原油価格の高止まりが経営状態を圧迫する最大の要因としており、当初の計画から150億円ほど経費が膨らむものと見ている。ただし、上期は国内線、国際線共に需要に見合う機材を投入、特に小型機材を投入するなど経費を節減し、燃料費は前年比0.5%減に留めており、こうした対策は下期も継続する。なお、国際線における欧州便の値上げを加味した通期での見込みは売上高が1兆2660億円、経常利益290億円、当期純利益が140億円の予想は変更しない。この予想は今週にも申請する見込みの国内線の値上げを含んでいないが、値上げを決定した場合でもこの予想を変更する程度では無いとしている。
NHは下期について、国内線における台風の影響が既に約15億円程度の売上減、景気の不透明感を理由として旅客数は前年を下回る水準で推移すると予測。また、原油価格の高止まりが経営状態を圧迫する最大の要因としており、当初の計画から150億円ほど経費が膨らむものと見ている。ただし、上期は国内線、国際線共に需要に見合う機材を投入、特に小型機材を投入するなど経費を節減し、燃料費は前年比0.5%減に留めており、こうした対策は下期も継続する。なお、国際線における欧州便の値上げを加味した通期での見込みは売上高が1兆2660億円、経常利益290億円、当期純利益が140億円の予想は変更しない。この予想は今週にも申請する見込みの国内線の値上げを含んでいないが、値上げを決定した場合でもこの予想を変更する程度では無いとしている。