NW、成田/広州線の運航を開始、日本・中国・米と幅広い需要に期待

  • 2004年10月29日
 ノースウエスト航空(NW)は10月31日、新たに成田/広州線の運航を開始した。NWが中国への運航を行うのは香港、上海、北京に続き4都市目で、アジアにおいては15都市目となる。乗入空港はさきごろ開港した新白雲空港で、米系航空会社としては初めてのこと。
 31日に成田空港で開催された就航式において、NW太平洋地区事業・財務・総務担当副社長のフレッド・ディション氏は「広州線の就航により、ビジネス、レジャー目的の旅客ともに利便性が高まる」として、アメリカからの乗継客の利用と共に、日本発旅客のビジネス・レジャー需要に期待感を表明した。また、国土交通省東京航空局成田空港事務所次長の小森逸雄氏は「今後、長期的にアジアの航空需要の増加が見込まれており、特に今回のNWの就航はこうした流れを加速するもの。日本も観光立国を目指し、中国からの旅客受入れを積極的に行う時期で、インバウンド旅客の増加にもつながる」と祝辞を述べた。
 NWは今年、成田空港において旅客サービス、路線を拡充。第1旅客ターミナルビルにおいてセルフサービスチェックイン機の増設、ポートランド線の就航したほか、新ビジネスクラスを導入するエアバスA300-200型機を投入するなど、サービスを拡張している。なお、今回の就航を記念し、同路線で来年2月25日までダブルマイルキャンペーンを実施、通常1822マイルのところ3644マイルを提供する。

▽NW成田/広州線
NW81便 NRT 18時10分発/CAN 22時35分着(水を除く毎日)
NW82便 CAN 7時50分発/NRT 13時05分着(木を除く毎日)