JALグ、IC搭載のカードを発行へ、スルー・チェックインで利便性向上

  • 2004年8月5日
 JALグループは今年度中に、ICカードを利用するサービスとして、チェックイン、およびJAL利用クーポンの電子化を図る。このため、この冬を目処に、非接触型ICを搭載したJALマイレージバンク(JMB)カード、およびJALカードを発行し、ICカードの普及を目指す。
 チェックインは、非接触型ICを搭載するJMBカード、およびJALカードを所持する旅客で、チケットレスサービスを利用する場合、航空券、搭乗券、および空港のチェックインカウンターへの立ち寄りが不要となるもの。JR東日本が導入する「Suica(スイカ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」などと同じような機能を持つカードとなる。
 また、クーポンでは従来の「JAL利用クーポン」を電子化し、新たに「JAL利用ICクーポン」として導入。マイルを交換してICカードにチャージすると、カードをかざすだけで支払いができ、1円単位までの清算が可能だ。なお、マイルは1万マイル単位での交換となる。このサービスはJALグループのホテル、羽田空港内の店舗で導入を開始。将来的には機内販売や航空券の購入時の利用も視野に入れる。
 なお、JMBカードのICカードへの切り替えは、利用者の希望に基づいて可能だ。また、JALカードの場合は基本的に更新時期に合わせ行う予定だ。