主要50社、15年度海旅は20%減、海旅全体の主催旅行割合も低下
主要旅行業者の平成15年度の総取扱額は前年比8.9%減の5兆1162億353万6000円であった。国内旅行は0.8%増の3兆3367億7927万1000円と前年並みであったが、海外旅行はイラク戦争やSARSの影響により、22.9%減の1兆7483億6223万6000円であった。特に海外旅行は、4月45.5%減、5月54.9%減と厳しい年初であったことから、前年比でも20%台の減少と低迷が期末まで及んだ。四半期別の対前年比では第1四半期(4月〜6月)は50.9%減、第2四半期(7月〜9月)は28.7%減、第3四半期(10月〜12月)は7.9%減、第4四半期(1月〜3月)は0.3%減と減少幅は縮小する傾向にはある。なお、海外主催旅行では取扱額が29.3%減の4776億5044万8000円、取扱人員は29.0%減の290万3725人であった。また、海外旅行総取扱額に占める主催旅行の割合は今年度が27.3%と昨年度の29.8%から2.5ポイント低下した。
主要50社のうち、海外旅行取扱額で前年比増を記録した企業は京成トラベルサービスが4.4%増の46億3455万3000円、トラベルプラザインターナショナルが2.7%増の266億3167万4000円と2社であった。減少幅が10%減以内に留める企業は6社、20%減以内では8社。ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社などは20%減以上と海外旅行では厳しい側面を見せた。
なお、海外旅行の取扱額順では、1位がJTB、2位がHIS、3位が近ツー、4位が阪急、5位が日旅となった。HISは上期に2位となり、取扱額を順調に伸ばしたほか、近ツーは上期に4位と甘んじたが、下期の取扱を伸ばし、3位に食い込んだ。
▽3月の主要50社、海旅は反動で前年増を記録
3月の主要50社の総取扱額は1.6%増の4437億7114万1000円。このうち、海外旅行は6.5%増の1627億6667万2000円。主催旅行の取扱額は0.5%減の407億5128万5000円、取扱人数は4.1%減の28万3186人であった。また、国内旅行は1.2%減の2784億5963万9000円、主催旅行は0.3%減の802億307万1000円、取扱人数は1.3%減の336万162人である。外国人旅行は27.7%増の25億4483万円となった。
主要50社のうち、海外旅行取扱額で前年比増を記録した企業は京成トラベルサービスが4.4%増の46億3455万3000円、トラベルプラザインターナショナルが2.7%増の266億3167万4000円と2社であった。減少幅が10%減以内に留める企業は6社、20%減以内では8社。ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社などは20%減以上と海外旅行では厳しい側面を見せた。
なお、海外旅行の取扱額順では、1位がJTB、2位がHIS、3位が近ツー、4位が阪急、5位が日旅となった。HISは上期に2位となり、取扱額を順調に伸ばしたほか、近ツーは上期に4位と甘んじたが、下期の取扱を伸ばし、3位に食い込んだ。
▽3月の主要50社、海旅は反動で前年増を記録
3月の主要50社の総取扱額は1.6%増の4437億7114万1000円。このうち、海外旅行は6.5%増の1627億6667万2000円。主催旅行の取扱額は0.5%減の407億5128万5000円、取扱人数は4.1%減の28万3186人であった。また、国内旅行は1.2%減の2784億5963万9000円、主催旅行は0.3%減の802億307万1000円、取扱人数は1.3%減の336万162人である。外国人旅行は27.7%増の25億4483万円となった。