週末特集、ハワイの2大スパを紹介、今週はスパ・スイーツ

  • 2004年2月20日
 先週に引き続き、ハワイのスパの訪問。今回はワイキキ・ビーチの喧騒から離れ、セレブに人気のホテル「カハラ・マンダリン」内にあるスパ・スイーツを見ていきたい。

 2002年7月にオープンした「スパ・スイーツ」。正面玄関からロビーを左に通り抜けると、スパのフロントがある。手続きを済ませると、スパのお客しか利用できない階段を降り、屋外からトリートメント・ルームへと進む。スパのフロントでチェックインを済ませた後にハイビスカス、ジンジャーなどの暖かいハーブティーを楽しんだ後の新鮮な空気は身体をリラックスへと導いてくれる。
 さらに、トリートメント・ルームでは、ソファーでマッサージの担当者が当日の体調、好みを確認。ゆったりとした時間を演出し、施術に至るまでに細かいコンサルティングを行う。ベッドでは下に顔を向ける穴からお香がたかれ、静かなひと時を満喫するように演出。ベッドは上半身部、下半身部のそれぞれが上下に動くことから、セラピーが終了した後も、お客はベッドの上で動く必要は無い。マッサージ終了後は冷たいティーが用意されており、部屋の中、あるいは部屋の外のソファーで堪能できる。

 スパ・スイーツを利用するお客全体の4割以上が男性。ボディ、フェイシャルを含めた利用だ。トリートメントの時間は30分のものから2時間30分までと、平均的には1時間30分程度。トリートメント・ルームへのアプローチ、マッサージそのもの、終了後の余韻とスパ全体を堪能し、楽しむようなメニューの構成と設備になっていることから、リピーターも多いという。宿泊からスパではなく、スパから宿泊を誘導することは今後のセールス手法の主流になるかもしれない。