EG、平成15年度中間期の営業収益は42%減、旅客数は52%減に
日本アジア航空(EG)の平成15年度中間決算は、営業収益が前年比42.1%減の170億3900万円、営業損益が28億4600万円の赤字(前年比56億8900万円減)、純損益が31億6100万円(前年比62億9200万円減)であった。SARSによる影響で、旅客数は52%減の32万4117人と大幅に減少。特に6月の日本発は約90%減となる5000人にまで落ち込んだ。日本発に関しては7月以降、業務渡航を中心に回復しつつあるが、観光需要は依然として低迷している。台湾発は7月から急激に増加し、8月下旬から9月にかけてほぼ前年並みに回復。総旅客収入は49%減の約98億円となった。一方、貨物に関してはSARSの影響はなく、好調に推移した。需要に合わせて旅客便数を大幅に減少したため供給量が減少したが、貨物臨時便の運航や搭載効率の向上に努め、貨物収入は7%減の約40億円を確保した。
下期は11月からほぼ当初計画とおりに復便することから、日本発の観光需要回復に向けたキャンペーンや業績改善に取り組む意向だ。
下期は11月からほぼ当初計画とおりに復便することから、日本発の観光需要回復に向けたキャンペーンや業績改善に取り組む意向だ。