ユーラシア、8月の下方修正を上回る売上高6%減の52億4600万円

  • 2003年11月17日
 ユーラシア旅行社の平成15年9月期(平成14年10月1日〜平成15年9月30日)連結業績は売上高が5.8%減の52億4600万円、営業利益は26.8%減の8000万円、経常利益は35.8%減の7800万円、当期純利益は47.2%減の3400万円となった。これは、ユーラシアが8月に下方修正した予想(売上高/51億9000万円、経常利益/6400万円、当期純利益/3300万円)を上回る結果となったもの。今期はイラク戦争やSARSの影響により、イスラム諸国や中国へのツアーが大幅に減少し、売上の低下を招いたものの、7月以降は順調に推移した。
 ユーラシアでは今後もリピーター層を中心とする顧客に対するコンサルティングの向上、およびコスト低減を努める方針だ。また、月刊『ユーラシアニュース』をはじめとする宣伝を効果的に販促活動に組み込むことで、来期は売上高で63億円、経常利益で3億1000万円、当期純利益で1億6400万円を見込む。
 なお、今期の添乗員付主催旅行の渡航先別取扱人数は下記の通り。

▽添乗員付主催旅行の渡航先別取扱人数
ヨーロッパA(南欧)/1585(25.4%減)
ヨーロッパB(西欧)/1382(17.8%減)
ヨーロッパC(東欧・ロシア)/1836(13.9%増)
イスラム諸国/2108(7.3%減)
アフリカ/386(39.2%減)
中南米/1009(19.1%増)
北米/156(225.0%増)
インド/921(40.0%増)
アジア/1221(11.1%減)
中国/943(45.8%減)
シルクロード/613(1.2%増)
オセアニア/274(29.2%増)
その他/55(70.3%減)