FJ、日本就航15周年、今後は機材の大型化と増便が目標

  • 2003年11月1日
 エア・パシフィック航空(FJ)はこのほど、日本就航15周年を迎えた。2002年4月から週3便体制とした成田/ナンディ線は、SARSやイラク戦争など海外旅行市場の低迷を受けて厳しい状況があったものの、現在の平均搭乗率は70%を推移し、回復の度合いを早めている。来日したFJ営業本部長のクレーク・マッカーシー氏は「2005年にはエアバスA330-300型機を日本路線に導入して機材の大型化を図り、さらに近い将来には増便したい」との意向を明らかにした。
 また、10月17日にフィジーにおいてFJ、主要旅行会社、現地手配会社、ホテルなど日本で組織する「フィジー会(FTDA)」が参加し、第1回の日本とフィジーのサプライヤーでトラベルサミットが開催された。この中で、フィジー政府観光局のビル・ガボガ総局長は2010年までに日本からの観光客を10万人に増やしたい考えを明らかにした。このことから、フィジーへの団体客の誘致強化が重要となる。FTDAでは今後、プロモーションビデオ、認知度の向上を目的としたラッピングバスの広告展開など、活動を活発化する方針だ。