11月の苦情・相談件数は6.8%増の173件、旅客対応が3倍増

  • 2003年3月12日
 日本旅行業協会(JATA)がまとめた2002年11月の苦情・相談件数は前年比6.8%増の173件となった。特に旅客対応の件数が前年比3倍となり、引き続き増加傾向にある。たとえば、「家族と交流」が謳い文句のホームスティに申し込みをしたが、実際はホストファミリーが一人暮らしで留守がちのため全額返金を要求したケースがあった。この場合は確認を怠った旅行会社側に落ち度はあるものの、一応の履行はされているため全額返金するまでにはあたらないとの回答が示されている。
 また、今月に入ってからイラク攻撃を懸念した旅行の取消しに関する相談が増えているという。JATAでは旅行業者が催行を決定した場合、規定に基づいた取消料の徴収が原則という考えを徹底させていく構え。