2002年度上半期の苦情・相談、件数は減少も実質的には増加傾向

  • 2003年1月30日
 日本旅行業協会(JATA)がまとめた2002年4月から9月の苦情・相談受付報告によると、合計数は2001年度より352件減少し、1170件であった。ただし2001年度は319件がテロに関するものであったことから、JATAでは実質的に増加したと見ている。このうち最も多いのが「旅客対応」が申出件数で198件、「格安航空券」が73件と続いている。この他ビザ、荷物、事故に関する苦情が微増しており、旅行に関する責任は全て旅行会社にあるとの消費者の認識不足によるケースが多いという。
 なお、2002年9月の苦情・相談件数は前年比63.6%減の188件だったが、2001年はテロに関する取消料相談が389件あったことから実質は増加する傾向にある。旅客対応に関する苦情が26件と多く、続いて航空機や地上手配の条件変更に関する苦情が多い。例えば、パンフレットの写真掲載ホテル7泊中5泊が別のホテルだったが、同等ホテルとして記載しているので免責だとした旅行会社があったが、シリーズで使用するパンフレットの場合は掲載ホテルを宿泊数の半数以上は利用すべきであり、この場合はおとり広告とみなされる可能性がある。JATAはすでに旅行会社向けの苦情セミナーで注意しているが、再度周知していく方針。