日本旅行業協会(JATA)がジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社の5社を対象に行った調査によると、2002年から2003年の年末年始パッケージツアーの予約動向(人員ベース)は全方面合計で前年比66.6％増、2000年比では2.3％減となっている(12月13日現在)。前年比、2000年比ともに予約動向が上回る方面は中国、ハワイ、ヨーロッパ。今年の年末年始は9連休の長期休暇が可能な日並びであることから、ヨーロッパ方面のツアーが前年比179.4％増、2000年比5.1％増と好調に推移している。また、ハワイも前年比110.3％増、2000年比7.6％増となり、年末年始に限れば復調している。なお、各社とも年末年始の企画商品では「ドイツ等のクリスマスの飾り付けを売る露天市を巡るツアー」や「万里の長城から初日の出を見るツアー」、｢ウィーンフィルのニューイヤーズイヴコンサートを鑑賞するツアー｣などテーマを明確にした企画商品を充実させているのが特徴となっている。