日本航空システム、中間期決算を発表、当期純利益の予想は240億円

  • 2002年11月15日
 日本航空システムは日本航空(JL)および日本エアシステム(JD)それぞれの平成15年3月期連結中間決算(平成14年4月1日〜9月30日)を発表した。JLの国際線旅客部門は景気低迷、テロ事件の影響など米国線、ホノルル線の需要回復が遅れ、需要の動向を踏まえた増減便により前年並みの座席利用率を維持したものの、営業収益は前年比3.1%減の3435億円、国内線も単価下落で0.9%減の1672億円となった。またジャルパック、ジャルストーリーなど旅行記各販売事業セグメントでは売上高は3.6%減の1987億6600万円、営業利益は78%増の17億3000万円であった。JD分では、国際線において効率的な運営という観点から関空発着路線を運休、成田に集約したが営業収益は21.8%減の85億円、国内線は4.7%減の1630億円であった。
 なお日本航空システムとして通期での業績予想は、連結売上高が2兆900億円、連結営業利益が170億円、連結当期純利益が240億円と予想している。