主要50社、9月の海旅取扱額は24.7%増、上半期では6.2%減

  • 2002年11月7日
 主要旅行業者50社の9月の総取扱額は5122億3522万8000円で前年比7.2%増と13ヶ月ぶりに対前年を上回った。しかし、テロ前の2000年比では9.6%減であった。そのうち国内旅行は2733億3737万9000円の前年比4.1%減、2000年比3%減で、海外旅行は2366億8710万2000円の前年比24.7%増、2000年比9.7%減。海外主催旅行に絞って見ると、取扱額(前年比25.9%増、2000年比8.2%減)の伸び率が取扱人数(前年比16.5%増、2000年比10.5%減)よりも上回っており、海外旅行商品の低価格化が問題になっているものの、必ずしも廉価商品のみが先行しているわけではないようだ。
 また、2002年度上半期(4月〜9月)の総取扱額は2兆9455億1030万4000円で前年比5.2%減、2000比6.4%減。国内旅行は1兆6790億5895万9000円の前年比4.7%減、3.1%減、海外旅行は1兆2439億6530万7000円で前年比6.2%減、2000年比11%減であった。海外旅行で前年及び2000年同期比を超えた旅行会社はエイチ・アイ・エス(前年比3.1%増、2000年比10.2%増)、エムオーツーリスト(前年比0.8%増、2000年比1.5%増)、トラベルプラザインターナショナル(前年比31%増、2000年比28.6%増)、ニューオリエントエキスプレス(前年比12%増、2000年比5.2%増)、東日観光(前年比93.8%増、2000年比120%増)、京成トラベルサービス(前年比3.7%増、2000年比6%増)、日立トラベルビューロー(前年比3.7%増、2000年比7%増)の7社であった。