NH、下期国内線運賃設定、1万円料金設定日を55%に拡大
全日空(NH)は2002年度下期の国内線運賃について国土交通省に届出を行なった。国内航空市場における環境変化に伴い、主要競合路線46路線で片道運賃を約10%値下げしたほか、多様化するニーズを踏まえ独自の運賃を創出、新規需要の創造を図る。従来の「超割」に加え「1日乗り放題」、「ふるさと割引」を新設し、1万円の運賃を昨年同期から62日間増加、下期182日間のうち約55%の101日間に設定、「1日乗り放題」は12月から3月の各1日の4日間設定、最大9区間の路線で1日中乗り放題ができる。また、「ふるさと割引」は搭乗期間と路線を限定し、郷土色あるサービスも提供、2003年度上期までに全方面を一巡させる予定で、各期間をまたがれば20日以上の週遊旅行も可能になる。また、新しい6回回数券の「スーパーリピート6」を新設、従来の「リピート6回」に比べ、最大9%、平均5%安い料金設定で、NHでは利便性向上のため、従来の回数券同様、競合他社に航空会社間の変更を可能とするエンドース契約の締結を働きかける意向だ。そのほか、12月1日にNHが50周年を迎えるのを記念した「バースデー早割」や特定便で「当日割引」も設定する予定だ。
なお、航空保険料の値下がりを反映し、10月1日搭乗分から、国内線の航空保険特別料金を現行の500円から400円に、国際線では5ドルから4.2ドルに改定する。
なお、航空保険料の値下がりを反映し、10月1日搭乗分から、国内線の航空保険特別料金を現行の500円から400円に、国際線では5ドルから4.2ドルに改定する。