NH、14機材を発注、大・中型機種を集約、経済性高いフリート構成に
全日空(NH)は、ボーイング777-300型機を5機、ボーイング767-300ER型機を9機、計14機を新規発注した。今回発注した機材は2004年度から2006年度にかけて順次受領し、国内線を中心に就航する。NHはこれまで主力機であったボーイング747SR型の8機、ボーイング747LR型の2機、ボーイング767-200型の8機、エアバス321型の7機、計4機種25機を2006年度末までに順次退役させる予定で、その補充分として今回の発注を行った。これによりNHの中・大型旅客機は現在の8機種から4機種(B747-400・B777-300・B777-200・B767-300)に削減・集約する。NHでは中・大型機材の更新計画策定において、「お客様満足度の向上に繋がる快適性の追求」、「より経済性の高い機種への更新」、「機種の集約に伴う効率化」を重視しており、新機材の導入でさらに高品質で快適なフライトを乗客に提供するとともに、経済性の高い機材への更新と機種の集約によって大幅な収益性の向上を図る。