日系3社、国際線の夏休み予約状況は7.7%減の89万3803人

  • 2002年7月18日
 日系航空会社3社の夏休み期間(7月20日〜8月18日)の予約状況が出揃った。国際線の予約状況は3社(各グループ企業含む)合計で89万3803人と前年実績を7.7%下回る状況だ。日本エアシステムは3万1077人で前年を0.3%超える状況であるが、提供座席数は前年比7%増となっており、予約率は79.8%となっている。全日空(ANK、AJX含む)は16万7330人の4.3%減で予約率は75.1%に留まっている。方面別ではアジア・太平洋線が19万4835人で1.5%減であるが、提供座席数が12.7%贈になっていることから、夏休み需要が多い同路線も苦戦しているようだ。テロの影響で座席数を27%減少したアメリカ線は8万1358人で予約率は15%減とまずまずの推移を見せている。日本航空(JAA、JALウェイズ含む)は69万5396人で8.8%減。方面別で好調なのはオセアニア線の3万7650人(前年比1.9%減・予約率95.6%)、欧州線の8万1867人(5.9%減・予約率82%)、韓国線の7万4689人(4.8%減・予約率85.6%)である。中国線は4万5735人と22.9%増加しているが予約率は62.5%と低迷している。なお、出発のピークは8月10日・11日で、帰国は15日〜18日となっている。
 一方、国内線は1.5%減の841万1275人。日本エアシステムは0.1%増の197万98人、全日空は2.5%減の422万487人、日本航空は0.8%減の222万690人であった。