JL・JD、統合後の事業計画を策定、販売会社「ジャルセールス」を設立
日本航空(JL)と日本エアシステム(JD)が2002年10月2日に発足する共同持株会社「株式会社日本航空システム」の事業計画を策定した。まず、両社の重複する路線を統廃合により効率化を進め、競争促進、ネットワーク拡充、ダイヤ改善を図る。国内線では他社の優位路線や独占路線に新規参入や増便を行ない、国際線では成田/香港線の重複便を減便し、9月は1日5便(JL:4、JD:1)、10月から1日4便(JL:4)にする。また国内空港において、共同開発した旅客操作型「自動チェックイン・発券機(TCM)」を今月から全国空港に約200台を段階的に設置し、10月からは1台の新TCMでJL便・JD便双方の各種サービスが利用できるようになる。
予約・発券システムは2004年4月を目途にJLのシステムに統合、国内線、国際線別の同一の電話番号で予約を受付するが、2003年2月以降はJL・JDどちらの予約センターに電話しても相互の便を予約できる体制にする。連結ベースでの業績見通しは発着枠返上や運賃値下げで減収が予想されるが、路線運営の効率化や重複部分でのコスト削減により売上高を2002年度予想の2兆1170億円から2003年度には2兆1950億円、営業利益400億円から880億円と予想している。
また、今年10月から共同持株会社の下に株式会社ジャルセールスを発足させ、JLとJD両社の営業機能を統合し販売体制の強化を図る。主要都市のカウンターを今年度中に整理・統合し、両社の予約・発券を行っていく。パッケージ商品の販売に関しては、海外ツアーは2003年度上期商品からジャルパックに一元化し、国内ツアーは2003年度中に統一ブランドでの販売を予定しており、販売力の強化と効率化を狙う。
株式会社ジャルセールスの主な役員体制
▽取締役会長(非常勤) 兼子勲・日本航空システム代表取締役社長
▽代表取締役社長 岡崎俊城・ジャルセールスネットワーク代表取締役社長
▽代表取締役副社長 城田史生・日本エアシステム常務取締役
▽代表取締役副社長 宍戸幹尋・ジャルセールスネットワーク代表取締役副社長
予約・発券システムは2004年4月を目途にJLのシステムに統合、国内線、国際線別の同一の電話番号で予約を受付するが、2003年2月以降はJL・JDどちらの予約センターに電話しても相互の便を予約できる体制にする。連結ベースでの業績見通しは発着枠返上や運賃値下げで減収が予想されるが、路線運営の効率化や重複部分でのコスト削減により売上高を2002年度予想の2兆1170億円から2003年度には2兆1950億円、営業利益400億円から880億円と予想している。
また、今年10月から共同持株会社の下に株式会社ジャルセールスを発足させ、JLとJD両社の営業機能を統合し販売体制の強化を図る。主要都市のカウンターを今年度中に整理・統合し、両社の予約・発券を行っていく。パッケージ商品の販売に関しては、海外ツアーは2003年度上期商品からジャルパックに一元化し、国内ツアーは2003年度中に統一ブランドでの販売を予定しており、販売力の強化と効率化を狙う。
株式会社ジャルセールスの主な役員体制
▽取締役会長(非常勤) 兼子勲・日本航空システム代表取締役社長
▽代表取締役社長 岡崎俊城・ジャルセールスネットワーク代表取締役社長
▽代表取締役副社長 城田史生・日本エアシステム常務取締役
▽代表取締役副社長 宍戸幹尋・ジャルセールスネットワーク代表取締役副社長