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スカイマーク、8月下旬にソウルへチャーター便運航、HISが用機者に

  • 2002年7月11日
 スカイマークエアラインズ(BC)は7月1日に国土交通省に国際線航空運送事業についての申請を行なった。8月23日にソウルへの国際線チャーター便を運航したい意向で、現在国交省の認可待ちである。同社代表取締役社長の井手隆司氏は「就航開始以来の目標であった自立と国際線就航の目標が完了した。今後は一層の事業拡大を図り、羽田空港の競争促進枠を使いきり、2005年の再配分までに力をつけて大手2社の寡占化を防ぐ。アジアやミクロネシアなどの近場への運航を行ない、アジアにおけるローコストキャリアNO.1をめざす」と語った。機材は昼間に羽田/鹿児島線に就航しているB767-300ERを使用し、座席数は254席。そのうち250席を用機者となるエイチ・アイ・エス(HIS)が買い取る。
 HIS代表取締役社長の澤田秀雄氏は「われわれが業界に入るまでは日本の海外旅行は世界一高額だったが、今では安くなった。BCが参入するまでは国内線の運賃は3社とも同じ値段で値下げがなかったが、今では運賃に変化がある。次はピーク時にチャーターを飛ばして旅行の値段を安くしたい」と語った。HISではチャーター便を記念し、シェラトンウォーカーヒルに宿泊してカジノを楽しむツアー(3万9800円・50人限定)などソウル4日間のツアーを3コース企画。正式な許可がおり次第発売し、合計250人の集客を目指す。
 また、今後のチャーター運航に関しては「9月以降、本格的に行ない、需要のある時に需要のある場所へ運航する。要望があれば週に1回間隔でも飛ばす」(井出氏)としており、用機者についてもHIS以外の旅行会社にも呼びかけている。また、便数増加のために保有機材の増加も考えており、その為の増資も検討している。