HIS、長岡花火の“平和の祈り”を次世代へ継承 高校生向け『花育旅』始動

  • 2026年5月21日

 HISは、新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」に込められた「鎮魂・復興・平和」への想いを次世代へ継承することを目的に、『長岡花火花育旅』プロジェクトを始動した。花火を単なる観光コンテンツとしてではなく、平和への祈りを伝える文化として捉え直し、高校生を対象とした学びの機会を提供する。

 長岡花火は、1945年8月1日の長岡空襲による犠牲者への慰霊と復興への願いを起源とする花火大会で、日本三大花火の一つとして知られる。一方で、戦後80年を迎え、戦争体験者の減少が進む中、花火に込められた歴史的背景や平和への想いをどのように継承するかが課題となっている。HISは今回のプロジェクトを通じ、子どもたちを単なる「観客」ではなく、平和を語り継ぐ「伝承者」へ育てることを目指す。

 取り組みの一環として、特設サイト「空がつなぐ、1945-2026」を開設し、長岡花火の歴史やプロジェクトの目的を発信するほか、毎年の活動をドキュメンタリー動画として記録・公開する。

 また、高校生限定の1泊2日バスツアー「花育旅」を企画。長岡戦災資料館の訪問や空襲体験者、花火師との対話を通じて、花火が打ち上げられる背景を学ぶ内容とした。花火鑑賞後には参加者同士で感じたことを共有するセッションも実施し、平和について自ら考える機会を創出する。参加者には長岡花火財団から修了認定証が授与される。

 ツアーは新宿発着で、2026年8月2日と3日に出発設定。旅行代金は1人5万9900円で、最少催行人員は10人。高校生限定で販売する。HISでは、本商品を国内旅行の新カテゴリー「心躍る旅」の一環として展開する。