誕生400年のニューヨーク市、不変の魅力と最新アクティビティをレポート
最後のページでは、今回の視察で体験した最新アクティビティの数々を取り上げよう。まずはニューヨークといえばの摩天楼。摩天楼とは空(天)を摩(こ)するほど高い建物(楼)の意味で、英語のskyscraper、つまりsky(空)をscrape(こする)存在を素晴らしく的確に訳した言葉だが、ニューヨークは1902年竣工のフラットアイアン・ビルをはじめ高層・超高層ビルの集積地だ。観光でもその高さをいかした数々のアクティビティが人気を集め、新しい体験も次々に生み出されている。
ロックフェラーセンターの展望施設「トップ・オブ・ザ・ロック」では、2023年12月に「ザ・ビーム」、2024年10月に「スカイリフト」と2つのアクティビティが新たに誕生。前者は、ロックフェラーセンターの建設現場で高さ約260メートルの鉄骨に座り昼食を取る作業員の姿をとらえた有名な写真を再現できるもので、参加者が座った鉄骨が上昇しながら回転。セントラル・パーク側の絶景をさえぎるものなく楽しめ、記念写真も撮影可能だ。一方、後者はトップ・オブ・ザ・ロックの最上階にあり、回転式展望台が9メートル超も上昇。ガラス床なのでスリルも味わえる。
一方、ニューヨークで4番目に高いビルであるワン・ヴァンダービルトでは、2021年10月に展望アート施設「サミット・ワン・ヴァンダービルト」が完成。鏡やガラスなどを効果的に使ってアーティスティックな空間を作り出しており、抜群の眺めとともに非日常的で「映える」体験を提供している。全面ガラス張りのエレベーターに乗りビル壁面の外側を上昇する「ASCENT」も人気だ。
マンハッタン西側のハドソン川沿いで34番街を中心に進められている大規模再開発計画「ハドソン・ヤード」でも新たなランドマークが誕生。そのうちのひとつは西半球で最も高所にある屋外展望デッキという「エッジ」。2020年のオープンで、100階の高さに突き出た展望スペースの床の一部はガラス製になっていて真下をのぞくことが可能。
また、エッジのある30ハドソン・ヤードの前には新名所「ベッセル」が建つ。階段と踊り場が組み合わされたデザインのモニュメントで、言ってみれば超巨大なジャングルジムのよう。迷路のように40メートル以上も昇り降りをする必要があるので体力や足腰には要注意だが、他の展望施設とは異なるスリルを味わえる。
さらに年末のカウントダウンイベントで広く知られるワン・タイムズスクエアも5億ドル以上を投じる再開発が進行中。タイムズスクエアを見下ろす「ビューイング・デッキ」がすでにオープンしているほか、子供連れなら外せない場所になりそうな「i Candy NYC」も2月に開業予定。こちらは、館内のあちこちでニューヨーク市の文化や名所を体感しながら何百種類ものアメやお菓子のなかから好きなものを集めてお土産にできるアトラクションだ。さらに没入型アトラクションのTimes Travelも年内のオープンを予定している。









