阪急交通社11月実績、海外旅行が2割超増、長距離方面も堅調
阪急交通社が発表した2025年11月の旅行取扱実績によると、海外旅行と訪日旅行の伸長を背景に、総取扱額は前年同月比112.1%と堅調に推移した。海外は長距離方面を含め需要回復が進み、国内は付加価値型商品の販売が下支えした。
11月の総取扱額は314億478万円となり、前年同月を12.1%上回った。海外旅行の取扱高は125億5571万円で、前年同月比123.2%と大きく伸長した。11月の日本人出国者数は回復ペースこそ緩やかなものの、2019年同月比で81.0%まで回復しており、需要は着実に戻りつつある。こうした環境下で、同社はハイグレードホテルを利用した商品を軸に、インド、バリ島、ベトナム、欧州など方面を分散させたテレビ通販を展開し、ハワイやアジアを中心にキャンペーン商品を投入することで需要喚起を図った。その結果、インドやインドネシア、ハワイが伸長したほか、欧州や中南米など長距離方面も堅調に推移した。MSCベリッシマによる那覇発着クルーズや豪州も好調で、多方面で回復の動きがみられた。
国内旅行の取扱高は174億480万円で、前年同月比103.6%となった。物価高の影響から日本人延べ宿泊者数は微減したものの、同社は高付加価値宿泊施設と紅葉や温泉を組み合わせた周遊型商品や、日帰りツアーの訴求を強化した。観劇や大相撲観戦など話題性のあるテーマ型商品の造成も奏功し、東北の紅葉・温泉商品や東海の日帰りバスツアー、首都圏の観劇ツアーなどが需要を押し上げた。
阪急阪神ビジネストラベルを含めた2社合計の取扱額は338億3897万円で、前年同月比111.3%となった。海外旅行は118.9%、訪日旅行は141.8%と高い伸びを示しており、インバウンドとアウトバウンド双方で回復基調が続いている。



