JTBと英国STHが、2026年3月開催のWorld Baseball Classicで公式ホスピタリティパッケージ「World Baseball Classic Experiences」を正式に立ち上げた。宿泊とVIP観戦を核に、試合前練習見学やフィールド上セレモニー参加まで含む体験型商品を独占提供し、法人接待から富裕層個人まで幅広い需要の取り込みを狙う構えだ。

　大会は第6回として2026年3月に開催され、マイアミ、ヒューストン、東京、サンフアンの4都市で実施される見込みで、参加国は20か国を予定している。観戦目的の国際移動が見込まれるなか、公式パッケージは宿泊・観戦体験をワンストップで設計し、旅行手配の負荷軽減と現地での付加価値創出を両立させる内容となっている。

　商品はプレミアム席やホスピタリティラウンジ、プライベートスイートへのアクセスに加え、試合前練習の見学や国旗セレモニー参加などの限定体験を組み込む。企業接待から熱狂的ファンまでを想定し、観戦当日までの導線をシームレスにデザインした点が特長である。

　JTBはMLBおよびMLBワールドツアーの公式パートナーとしての実績を背景に最高水準の国際ホスピタリティを提供し、STHは米国市場展開を強化する。両社は複数開催地でプログラムを展開し、思い出に残る高品質な観戦体験の提供を目指すとしている。