ペルー / ウルバンバ郡、マチュピチュ村などでのデモに伴う影響
現地時間 2025年9月14~15日、ウルバンバ郡、マチュピチュ村などにてデモが実施されました。
オリャンタイタンボ駅~マチュピチュ村駅の線路の一部ではデモ隊による線路封鎖が行われ、線路封鎖が解除されるまで列車の運行は不可となる旨、鉄道を管理するFTSA社は発表しております。
実際に列車を運行するペルーレイル社、インカレイル社もマチュピチュ列車の運休を発表しておりますが、マチュピチュからオリャンタイタンボ、クスコなどへ戻らなければならない5,000人前後の人たちを運送するための臨時列車の運行を開始しております。
現地では臨時列車を運行させるため、警官隊約100人がデモ中に道路封鎖を行う市民団体と衝突し、強引に線路の封鎖を解除させております。なお、現地時間9月16日以降の列車運行状況は発表されておりません。
一方、この状況のでもマチュピチュ遺跡がオープンしており、マチュピチュ村~マチュピチュ遺跡間のシャトルバスについては、バスの運行を妨害するデモ隊と警官隊が衝突する中においても引き続き運行を行っております。
状況は流動的のため新たな情報が入り次第お知らせいたしますが、近日中にマチュピチュ遺跡を訪問予定の方は、引き続き最新情報に十分ご注意ください。
また本件に関し、在ペルー日本国大使館が注意喚起を発出しておりますので、以下にお知らせいたします。
マチュピチュ方面の一部鉄道駅におけるデモ計画 (9月14日~15日)
1. 報道によれば、9月14日(日)~15日(月)、クスコとマチュピチュを結ぶ鉄道路線上のオリャンタイタンボ駅とパチャール駅の区間において、マチュピチュ村と遺跡を結ぶバス会社の選定に不満を持っている地元株主らによるデモが計画されています。
2. デモが実施されると、クスコ~マチュピチュ間の鉄道が運行停止となる可能性があり、また、訪問者がマチュピチュ遺跡訪問を強行して鉄道が運行停止となった場合、マチュピチュ村からの脱出は困難となります。今後、同地域への渡航・滞在を予定されている方、又は既に滞在中の方は、鉄道会社や報道等から最新情報を入手し、現地滞在に際しては御注意ください。
3. ペルーの情勢は流動的です。渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、デモ・犯罪等の不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。
(1) 報道等で最新の治安情報の入手に努める。
(2) 所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。
(3) 普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。
(4) 強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。
(5) デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。
(6) 抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。
(7) 渡航・滞在する場合、道路・空港封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。
情報提供:株式会社ラティーノ