コンカー、生成AI搭載のSAP Concur新機能を発表 出張調整など支援

  • 2025年8月28日

 出張・経費管理クラウドのSAP Concurを展開するコンカーは、「経費精算のない世界」のその先を見据えた新ビジョン「Vision2028」と、AIとビッグデータを活用した複数の新機能を発表した。

 コンカーは、生成AIの普及を背景に、従来の業務効率化を超えて経費精算業務そのものを消滅させるビジョンを掲げ、AIとビッグデータによる自律運用と戦略的インサイトの提供に注力する方針を明らかにした。従来から推進してきた「経費精算のない世界」の次段階として、企業の意思決定を支えるデータ基盤の強化と、業務プロセス全体の自動化を進める。

 今回示された「Vision2028」では、AI Agentやチャットボットを活用し、経費入力や監査ルールの設定などの業務を対話型で完結させる世界を構想。これにより、利用者・管理者・運用者それぞれの負荷軽減を目指す。AIがSAP Concurの設定を支援する新機能「Administrator Consultation with Joule」や、フライト選定や出張調整を対話で行う「Booking Agent」「Meeting Location Planner Agent」などが2025年末以降に順次導入される予定だ。

 さらに、経費申請前に不備を検出し差し戻しを削減する「Expense Report Validation Agent」や、会社規定に基づいた申請サポートを行う「Policy Trip Tips」など、経理部門と従業員双方の負担軽減を図る機能も搭載される。

 代表取締役社長の橋本祥生氏は、「今後は既存業務の延長線上ではなく再構築が求められる」と述べ、経費精算の枠を超えた企業変革の支援に意欲を示した。