大韓航空、ビジネスとエコノミーの中間「プレミアムクラス」を導入

  • 2025年8月7日

 大韓航空は、新たな搭乗クラス「プレミアムクラス」を導入し、9月中旬よりボーイング777-300ER型機にて中短距離路線での運航を開始する。ビジネスとエコノミーの中間に位置付けられる新クラスは、近年の多様化する旅客ニーズに対応したもの。

 運賃はエコノミーの約110%を想定。対象機材はボーイング777-300ERの11機で、座席レイアウトは2-4-2、全40席を設定する。エコノミーの約1.5倍のスペースを確保し、座席間隔は39~41インチ、座席幅は19.5インチ、リクライニング角度は130度と快適性を重視している。

 新設される「プレミアムシート」には、レッグレストやフットレスト、両側にプライバシーウイング付きのヘッドレストを装備。15.6インチの4K高解像度モニターも搭載し、中短距離でも上質な機内時間を提供する。機内食はビジネスクラスと同様のメニューを、同じ食器で提供する予定で、サービス内容には一部差異がある。

 また、空港サービス面ではモーニングカームカウンターでのチェックイン、受託手荷物の優先受け取り、Sky Priorityによる搭乗など、上級クラスに準じた対応が用意されている。

 同社ではこの新クラス導入に合わせ、777-300ERのキャビンを全面改修。ビジネスクラスには新型の「プレステージスイート2.0」(1-2-1)、エコノミークラスには「ニューエコノミー」(3-4-3)を配置し、全クラスで機内Wi-Fiを導入した。