フィンエアー、全ストライキ終結で通常運航に復帰 日本発欧州便も安定運航へ

フィンエアーは17日、すべての労使交渉を完了し、7月13日付で通常運航に完全復帰したことを発表した。客室乗務員、パイロット、地上職員など全部門との交渉が妥結し、予告されていた7月中のストライキをすべて中止した。これにより、羽田、成田、中部、関西の4空港から週25便を運航する日本路線も、安定的なサービス提供が可能となった。
今回の交渉完了は、5月に客室乗務員、6月にパイロットとの合意に続くもので、労使関係の長期的な不安要素が解消された形だ。CEOのトゥルッカ・クーシスト氏は、顧客や業界関係者への感謝と共に、今後は「信頼性と上質なサービスの提供に一層注力する」との意向を表明している。
フィンエアーは、15年連続でSkytrax「北欧のベストエアライン」に選出されており、ラップランド地方への年間直行便運航などユニークなサービスも提供している。今後も旅行業界と連携しながら、日本と欧州を結ぶ信頼の航空ネットワークの構築に貢献していく方針だ。