業務渡航と団体旅行の移動課題に対応、HISがUberと連携し新サービス開始
HISはUber Japanと提携し、業務渡航や団体旅行を対象にタクシーバウチャーサービスを開始した。タクシードライバーの高齢化や労働時間規制に伴う人手不足の中、新たな移動手段の提供によりスムーズな移動と経費管理の効率化を図る。
同社は今後、業務渡航管理システム「HIS BTMポータル」との連携も視野に入れ、航空券や宿泊などを含めた一括管理を可能にする体制を整える。また、国際会議やMICEにおいては、多言語対応やVIP向けハイヤーサービスも提供でき、利用区間や費用の一元管理による利便性向上が期待される。
団体旅行においても、貸切バスで対応できない時間帯や区間をUber Taxiを活用することで柔軟な旅程の設計が可能となる。対象エリアは現在25都道府県に広がっており、2027年までには全国47都道府県への展開を予定している。
さらに、提携記念として2025年6月20日から7月31日まで、HIS法人営業本部を通じて国内旅行または出張手配を行い、初めてUber Taxiを利用する顧客に対し、2500円分のクーポンを進呈するキャンペーンを実施する。クーポンの利用期限は2025年12月31日までとなっている。