エアトリ、かもめを子会社化 海外ツアー事業を強化
エアトリは、海外ホールセール事業およびツアー予約サイトを運営するかもめの株式を取得し、子会社化した。海外旅行事業全般における領域の強化を図る狙い。
かもめはフィリピンをメインに、中南米、ニュージーランド、北欧、パプアニューギニアを取り扱う老舗海外ホールセラー。傘下のランドオペレーターでは、フィリピンやパプアニューギニアに現地拠点を有し、業者間取引においては信頼性の高い手配ネットワークを構築している。
エアトリにとって、海外ツアー事業関連のM&Aは2019年のハワイ専門ブランド「ファーストワイズ」買収に続き2件目。阪急交通社との提携による海外個人旅行商品の取り扱いと合わせ、海外ツアー商品の品揃えと販売体制が一層強化される。
エアトリは今後、会員基盤やグループ資産、システム開発力、マーケティングノウハウを活かし、UI/UXの最適化や即時予約機能の導入など業務のデジタル化を推進する。これにより、海外ツアー事業のコンバージョン率向上とともに、さらなる市場拡大を目指す。