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あなたもホテルオーナーに!宿泊業の始め⽅-MATCH 松宮英範氏

  • 2024年4月14日

 MATCHの松宮英範です。旅⾏会社に26年勤めた後、脱サラ・起業し、主に宿泊施設のプロデュースをやっております。これまでは、独⽴起業の経緯や1⼈社⻑の働き⽅など個⼈的なことを中⼼にお伝えしてきましたが、今回から宿泊業や旅⾏業に関して書いていきたいと思います。

 ミニビジネスで⼩さな会社を経営していると、「儲かってる?」と聞かれた際、謙遜し⽇本⼈の美徳で「いや~まだまだ全然です」と返事をしてしまったら、そこで話はおしまいです。「やっぱり起業は⼤変だよね」と同情され何処へも発展しません。⼀瞬で忘れ去られます。多少盛ってでも「いや~やばいっす、儲かってます」「儲かって仕⽅ありません」と答えてみれば、「そんなに?何々、それで…」と⼤きく会話が弾み、時に新しい仕事に繋がることも…そこまでではなくても、せめて宿泊業は調⼦いいのか、と覚えておいてもらえます。

MATCH

 宿泊業は、国の主導で細かいデータが定期的に発表されます。観光庁が先月発表した宿泊旅行統計調査によると、今年2月の延べ宿泊者数は4815万⼈泊で、19年同⽉⽐+10.6%でした。もうパンデミック前を⼤きく超えています。その内、⽇本⼈の延べ宿泊者数は3670万⼈泊、19年同⽉⽐+7.1%、外国⼈延べ宿泊者数は1144万⼈泊、19年同⽉⽐+23.4%と、盛り上がるインバウンドはもちろん、⽇本⼈も今まで我慢していたリベンジ旅に加え、円安で上がりすぎた宿泊費⽤が閑散期の2⽉で少し安くなったこともあり、皆さん、⼤いに旅を楽しんでいる状況です。

 という流れなので、弊社が運営や集客⽀援する宿泊施設も、特に盛る必要もなく⼤いにお客様で賑わっており、この3⽉はどこも過去最⾼の売上になりそうです。これは、東京や⼤阪で宿泊施設を運営する仲間も同じ状況です。わざわざ⼤都市に限定したのは、地⽅のインバウンドはまだまだコロナ前を上回っていないエリアが多くあるから。中国客の本格回復の遅れ、航空路線等の問題もあるし、パンデミックなど特殊な環境明けの場合、まずは東京から回復してくるようです。つまり⼤都市圏では、前述の数値をさらに上回り、公の発表以上に好調だということです。ただし…事業好調の喜びより、私も含め皆コロナ禍で莫⼤な借⾦を抱えてしまったので、ようやく返済の⽬処が⽴つ安堵の⽅が先にたっている状況で、そこまで⼿放しで浮かれてはいない!というのが実際のところではあります。

 さて前置きが⻑くなりましたが、旺盛な需要に応えるべく、供給側も様々に法律など整理されてきた現在は、宿泊業への参画ハードルがググッと下がり、やる気さえあれば、誰でもホテルオーナーになれる時代となっています。少し前まではやる気だけでは乗り越えられない⾼い壁が⽴ちはだかっていましたが、規制緩和で、少し⾼く⾶べば越えられるようになりました。

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