JTBグループ合同入社式 昨年超える480名入社、山北社長「未来に向かってともに」

  • 2024年4月1日

 JTBグループは1日合同入社式を開催し、集まった新入社員に対し代表取締役社長執行役員の山北栄二郎氏らがメッセージを送った。同社は昨年2年ぶりに入社式を開催。今年は昨年の370名から大きく増加し、グループ16社計480名が入社した。

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 冒頭に登壇した山北氏は、同社の創業からコロナ禍を通したこれまでの歩みを振り返るとともに、事業ドメインとなる「交流創造事業」に触れ、同グループについて「旅行が軸にあるものの、旅行会社という言い方をしていない。交流を創造していく会社」と述べ、交流には「人を満たす力」「社会を発展させる力」「地球の豊かさを守る力」があると訴えた。

 同社が2020年に策定した中期経営計画「『新』交流創造ビジョン」では、2025年度から「飛躍・成長」期を迎えるが、山北氏は「成長軌道の中で今大きく土台を作ろうとしている。この2024年がフェーズ2の最後。来年以降大きく飛躍する土台がほぼできてきた。そういうところに皆さんが入社する」と期待感を示すとともに、グループの目指すべき人財像について「高いスキルと専門性、高い成果志向を持つ自律創造型社員。自分がどれだけ自分の気持ちで学んで成長していくか。それを会社はしっかりサポートしていく。そういう形で是非成長していってほしい」とエールを送った。

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山北栄二郎氏

 最後には、24年のグループ全体方針となる「未来から現在(いま)を創る」に触れ、「10年後、20年後、ワクワクする未来に至るためにどういう風に変わるべきか皆さんの力で考えてほしい。皆さんは会社にとって、希望の星で、期待の星。このJTBグループがこれから発展していく中で、是非皆さんの力をふんだんに発揮していただいて、未来に向かってともに頑張っていきましょう」と締めくくった。

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新入社員による決意表明

 入社式では、グループ各社の代表新入社員が決意表明を行い、JTBの魚沼純平氏は「学生時代に様々な地域を訪れるなかで、地域の素晴らしい魅力に気付くとともに、眠っている資源を周知させたいと考えるようになった。JTBグループの一員として、世界中の人に愛されるコンテンツを地域と伴走しながら作り出したい」と述べるとともに、「JTBグループの社員として、この場にいる全員それぞれが多様性を発揮し、色とりどりの未来を描いて、お客様の笑顔と感動を生み出せるよう邁進してまいります」と語った。