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TIFS会員インタビューVol.5 SATOオフィス 佐藤 毅己 氏

  • 2024年3月18日
  • 出典:一般社団法人新観光創造連合会(TIFS)

 TIFS会員の取組をご紹介するシリーズ第五弾はSATOオフィスの佐藤毅己さんの取組をご紹介します。

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理念は「社会人・訪日客には教養と娯楽、学生には学力向上」。
趣味・特技は旅行、弓道(全弓連五段)、スキー。

 佐藤さんは3歳の時にご家族で北海道札幌市に転住されてから今日まで約半世紀北海道にお住まいです。大学を卒業後、道立及び私立高校の教諭や教頭職を合わせて約23年、道教育委員会の指導主事を8年と計30年余り教育に携われた後、2017年に独立され、北海道を訪れる外国人向けの英語ガイド付きツアーの企画、国内旅行会社向けには優秀な北海道英語ガイドの紹介等、旅行関連の事業を行われています。

 独立した契機としては、2017年アジア冬季競技大会での公式通訳での経験とのこと。当時は私立学校に務めておられましたが、学生の教育にも活かせるだろうと学校側の許可も得てチャレンジをしてみたところ、IOC高官のアテンドや富裕層の実態を垣間見る経験を通じて、通訳業務への手応えを感じたことが大きかったそうです。また、ご自身の特技や趣味を活かし、組織のしがらみから離れて自由に仕事をしたい、また、自身の英語教育・実務経験を学生や社会人、更には訪日客にも還元したいと話されていました。

 またコロナ禍でインバウンド関連の仕事が無くなってしまった際は、教育現場での経験を活かし、学生や社会人に向けてインバウンド対応英会話講座、フライトアテンダントを目指す学生へ向けての英会話コース、旅行の専門学校生徒に対する旅行業取扱主任者試験対策講座等の講師ビジネスを自ら営業をして獲得され、現在も継続されておられます。

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 現在、インバウンド向けのガイド業の仕事は激増し、料金も高騰していますが、ガイド派遣会社を通すと中間マージンも大きく、クオリティコントロールも難しい現状を憂い、なるべく中間マージンを減らし、旅行者・ガイド・旅行会社が三方ウィンウィンになるような仕組み作りが出来ればと考えておられます。まずは、紹介会社を通さず、旅行会社や個人の旅行者から直接受注し、ご自身が受けきれない場合は佐藤さんが信頼する他のガイドへ無償で紹介も行っているとのことです。

 北海道及び一部関西を拠点に活動をされており、先日国交省から発表された「道路運送法における許可または登録を要しない運送に関するガイドラインについて」を受けて、今後自家用車も活用したより汎用性のあるガイド業への取り組みへも意欲的です。高レベルの英語通訳案内業務を手配される際には佐藤さんにご相談されてはいかがでしょうか。

SATOオフィス
業務内容:通訳ガイド、旅行サービス手配、英語教育
yujizuoteng36@gmail.com


※TIFS運営からのお願い:会員の限りある時間と苦労を重ねて培ってきた知見を尊重し、情報収集目的のみのお問い合わせはお控えください。