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JAL18年ぶりにボーイング新型機発注、「スマイルキャンペーン」も再開へ

  • 2023年3月27日

人材への投資

 一方、急回復する旅行需要に伴いグランドハンドリングに関する人材が不足している現状に触れ、JALとしても「人材の確保に苦労している」と述べた。2023年4月には約1000名が入社するが、3割程はグランドハンドリング部門への配属を予定している。

 社員への待遇改善としてJALは先日、一律7000円のベースアップと11000円の初任給引き上げを発表したばかり。ベアについて労働組合が要求した6000円に対して1000円上回る回答を行った理由について赤坂氏は「近頃の物価上昇なども考慮しつつ、一番は社員の皆さんへ生産性の向上に向けてご協力をお願いしたい」と述べた。

スマイルキャンペーンを再開へ

 続いて赤坂氏は3月9日に開始した「JALスマイルキャンペーン」が急遽中止に至ったことについて謝罪を行い、詳しい原因は調査中としたもののキャンペーン開始後のアクセス数が想定の40万人(平常時は毎時3万人)のところ、実際には100万人がアクセスしたことによりアクセス不能になったと説明を行った。

 会見の中で赤坂氏はシステムへの対応やキャンペーン自体の運用を改善することにより再度のキャンペーン開催について意欲を示していたが、3月27日に正式に発表が行われた。キャンペーン専用のwebサイトによると実施期間は3月31日と4月1日で、4月22日~28日の搭乗分が対象となる。また、5月6月搭乗分については詳細が決まり次第発表するとした。