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「ポスト・ウィズコロナの観光の像を提示」出展数は1100以上に、ツーリズムEXPOジャパン2022

石井氏

 ツーリズムEXPOジャパン推進室アシスタントマネージャーで広報担当の石井悦子氏は、「今年テーマは『新しい時代へのチャレンジ~ReStart~』。4年ぶりの東京開催ということで、以前とはガラリと変わった印象となっている。コロナ禍で強いられた環境やライフスタイルの変化を前向きに捉え、新しい観光の広がりを感じられる展示となっている」とコメント。会見ではそのなかから、特にサステナブルツーリズムやSDGsを積極的に推進しているブースを紹介した。

国内ブース

マウントフジ里山バケーション&緑やマウントフジエコツアーズ

マウントフジ里山バケーション&緑やマウントフジエコツアーズ
SDGsの考えをベースに昨年オープンした静岡県のグランピング施設。ブースでは環境やSDGsの大切さを楽しみながら体験でき、富士山の麓を巡るエコツアーで使用するE-バイクの展示や、サウナテント体験をプレゼントする企画も用意する。

農泊 ~Countryside Stays~
UNWTO(国際世界観光機構)ベスト・ツーリズム・ビレッジ2021に選出された京都府南丹市美山町など、日本各地の農泊地域とブースをオンラインで繋ぎ、農泊の魅力を紹介。25日にはタレントの眞鍋かをりさんを招いてトークショーを行う。

白川村
2020年に「世界の持続可能な観光地トップ100」に選出され、国内のサステナブルツーリズムの先進事例として高い評価を受ける白川村。ブースには新たな観光の魅力や観光マナーをまとめたルールブックを設置して、最新のサステナブルツーリズムを紹介する。

山口県
宇部空港内に設置した「やまぐちワーケーション総合案内施設『YY!GATEWAY』」のコンシェルジュが、具体的なワーケーションプランを紹介する。

東洋大学 国際観光学部
6つのゼミによる観光によるまちづくりの提案や、Z世代の海外旅行緊急意識調査の結果発表、フランス政府観光局とのコラボ企画など、次世代を担う若者の視点で新しい旅を提案する。

海外ブース

サウジアラビア政府観光局

サウジアラビア政府観光局
初出展。サウジアラビアでは2019年にビザが解禁となり、海外からの観光客の受け入れが始まるなど新しいサービスや規制緩和が進んでいる。ブースにはクロマキー撮影のフォトブースを用意し、サウジアラビアの壮大な風景を背景に写真撮影ができる。

南アフリカ観光局
幾何学模様が特徴の「ンデベレアート」やビーズアクセサリーが制作できるワークショップ、ワインやルイボスティの試飲、バーチャルサファリ体験などが楽しめる。25日には南アフリカ観光親善大使を務める女優の高橋ひとみさんによるトークショーも予定している。

在日ペルー大使館商務部
アドベンチャーエリアに初出展する。ペルーはマチュピチュやナスカの地上絵などの古代遺跡で知られるが、インカでのトレッキングやクランピング、クスコでのカヤックやロッククライミングなど、新たなアクティビティツーリズムを紹介する。

企業ブース

日本旅行
協業するガイアリンク社のメタバースプラットフォーム「Virbela(バーベラ)」を体験できるエリアを設置。自身のアバターで仮想空間を散策し、会議や研修等に活用できるバーチャルオフィスを見学できる。