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普段とは一味違う年末年始の旅行を!国内外の穴場観光スポット13選

年末年始は年越しカウントダウンや初日の出、初詣など、楽しいイベントがたくさん!ただ、定番の年越しの仕方にマンネリを感じており、静かな場所や珍しい場所でゆったりしたいという方もいることでしょう。

国内・海外ともに、知られざる穴場観光スポットが数多くあります。例年の年末年始の人混みや騒がしさを避けたいと考えているなら、穴場の観光スポットをチョイスしてまわるのがおすすめです。

本記事では、普段とは一味違う年末年始旅行をテーマに、場所選びの3つのコツや国内外でおすすめの穴場観光スポットを、東日本・西日本・海外編に分けてそれぞれご紹介。

年末年始の旅行で穴場観光スポットに滞在したいと考えている方は、必見ですよ。

目次

年末年始の旅行で穴場を狙いたい!場所選びの3つのコツ

年末年始の旅行で穴場を狙うなら、以下の場所選びのコツについて押さえておきましょう。

  1. 人混みが少ない場所を選ぶ
  2. 落ち着いた静かな雰囲気を重視する
  3. 海外の穴場リゾートを訪れる

穴場観光スポットの前提条件は、第一に人の少なさ、第二に落ち着いた静かな雰囲気です。ただし、ゆったりとバカンス気分を味わいたいなら、海外の穴場リゾート地に滞在するのもアリ。

ここでは、3つの選び方のコツについて詳しく解説していきます。

1.人混みが少ない場所を選ぶ

年末年始に穴場スポットに旅行したい場合は、基本的に人混みが少ない場所を選ぶことが重要です。初日の出や初詣をしたい方、海外旅行者の間で人気の定番スポットは避けるべきでしょう。

人里離れた温泉宿やまわりに自然が多い場所など、人混みが少ない観光スポットを選ぶことで、自分たちだけのゆったりとした年末年始を過ごしやすくなります。

2.落ち着いた静かな雰囲気を重視する

年末年始に穴場の旅行地へ訪れたい人には、まわりが騒がしかったり、ゆったりできる雰囲気ではなかったりする場所は不向きでしょう。リラックスできる観光スポットや、場所選びが重要になります。

世間一般的に認知はされているものの、年末年始の定番ではない温泉宿や、定番の観光スポットから少し離れた隠れ家的な場所など、落ち着いた雰囲気を感じられそうなところがおすすめです。

ゆっくりと年末年始を過ごせるかどうかを基準として、自分だけの穴場スポットを探しましょう。

3.海外の穴場リゾートを訪れる

年末年始の旅行を忘れられない特別なものにするなら、海外の温暖な離島や穴場的な観光地などもおすすめです。寒さの厳しい日本の冬も趣がありますが、心機一転して温暖な海外へと旅立ち、異文化を感じながらリゾートライフを満喫してみるもの良いでしょう。

スパイスの効いたエスニック料理や透明度の高い海など、リゾート感を重視したい方に適しています。

【東日本】年末年始の旅行におすすめ!穴場観光スポット5選

東日本エリアで年末年始の旅行におすすめの穴場観光スポットは、以下の5つです。

  1. 【北海道】美瑛
  2. 【宮城】秋保温泉
  3. 【静岡】浜松
  4. 【長野】阿智村
  5. 【栃木】鬼怒川温泉

どれも有名な観光地ばかりですが、年末年始となるとそこまで定番ではありません。温泉や大自然の絶景、星空、ご当地グルメなどを通して、年末年始の時期を100%満喫しましょう。

1.【北海道】美瑛|あたり一面に広がる雪景色が楽しめる

北海道の中心近くに位置する美瑛町は、牧歌的な雰囲気の漂うのどかな町。年末年始には、北海道を代表する青い池や白ひげの滝が凍りついた幻想的な様子が楽しめます。冬時期限定のイルミネーションも実施されているので、ぜひチェックしてみてください。

また、美瑛町は「丘のまち」としても知られており、市街地の南から西にかけて続くなだらかな丘が特徴。雪が降り積もった丘の上にぽつりと立つケンとメリーの木・親子の木が、非日常的な景色を演出します。

さらに、美瑛町は観光地である旭川と富良野の中間に位置していて、どちらからもアクセスしやすい点も魅力。この機会に、いくつかの街を周遊したいという方にもおすすめです。

2.【宮城】秋保温泉|日本三御湯のひとつで大切な人と団らん

東北地方を代表する秋保温泉は、古墳時代のはるか昔から日本三御湯として知られ、第29代欽明天皇もこの地で皮膚病を治したと言い伝えられているほど、歴史と伝統のある温泉郷です。

その中でも伝統・歴史のある伝承千年の宿 佐勘は、江戸時代初頭にはかの有名な伊達政宗の湯浴み御殿として重用され、館内には伊達政宗ゆかりの資料・品々も展示されています。

「名取の御湯」として名を馳せた秋保温泉の大浴場や露天風呂、サウナ、打たせ湯など、幅広い種類の温泉やサウナなどを楽しめるのが特徴。年末年始に天然温泉で身体を癒やすのにベストな宿です。

歴史と伝統のある秋保温泉で提供される料理は、どれも一級品ばかり。かつての天皇や武将をはじめ、数々の人々を癒やしてきた温泉で、心身をリラックスさせられる年末年始を過ごしてみては?

伝承千年の宿 佐勘

【住所】宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師28
【電話番号】022-398-2233
【アクセス】JR仙台駅から送迎バスで約40分
【チェックイン・チェックアウト時間】15:00 / 11:00
【支払い方法】現金、クレジットカード
【予約方法】Web、電話
【公式Webサイト】https://www.hotel-sakan.com/access/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/sakan.akiu

3.【静岡】浜松|イルミネーションや旬のふぐを味わう

東京駅から新幹線に乗って1時間40分ほどで到着する静岡県の浜松は、海や川、湖、山がある風光明媚な街です。年末年始の時期には「ははまつフラワーパーク」や「はままつフルーツパーク」でイルミネーションや噴水ショーを楽しむことが可能。また、浜名湖・弁天島で、湖面に浮かぶ赤い鳥居の真ん中に沈む夕日を拝める時期でもあります(※冬至の前後1ヶ月間程度が対象)。

また、冬の時期の浜松は旬のふぐで有名です。遠州灘で獲れた天然のとらふぐの刺身やてっちり鍋、ふぐの唐揚げ、ふぐの焼き白子といった珍味を食べながら、ふぐのひれ酒で乾杯するグルメなひとときを過ごせるでしょう。

4.【長野】阿智村|日本一星空がきれいな村でロマンチックな時間を

長野県の南端にある阿智村は、日本一星空がきれいな村として環境省によって認定された場所です。山々に囲まれて澄んだ空気とそこそこの高度がある阿智村で見る星空は、一見の価値アリですよ。

有料で整備された星空鑑賞エリアに着いたら、シートを引いて思う存分星空を鑑賞しましょう。年末年始の時期は氷点下まで冷え込むことも多いので、しっかりと防寒対策をするのがおすすめです。

また、17時〜20時の限定で夜間のゴンドラにも乗車可能。高低差600m、全長約2,500mのゴンドラを約15分かけて移動します。ゴンドラ内では星空を独り占めする感覚を味わえますよ。

望遠鏡やカメラを持参して、日本一とも言われる阿智村の星空を家族や友人と共有しましょう。

5.【栃木】鬼怒川温泉|都会の喧騒から離れて天然温泉でゆったり

渓谷沿いに位置する鬼怒川温泉は、新宿駅・池袋駅からJR線と東武線を乗り継いで約2時間でアクセスできる温泉街です。少し都会の喧騒から離れて、ゆっくりと滞在したい方におすすめですよ。

鬼怒川温泉は、明治時代以降に一般開放されてから昭和バブル期にかけては、渓谷沿いに旅館やホテルが建設され、関東でも随一の温泉街として発展してきました。ただ、現在は全盛期よりも人通りが落ち着いています。

鬼怒川を眺めながらの露天風呂での入浴や、旬の野菜・海鮮、肉類が食べられるお食事など、家族や友人、恋人と水入らずの時間を過ごすのにぴったりの要素がそろいます。年末年始はゆっくりと温泉に入ってグルメを満喫して、落ち着いて過ごしたい方におすすめです。

【西日本】年末年始の旅行におすすめ!穴場観光スポット5選

年末年始の旅行におすすめの穴場観光スポットは、以下のように西日本にも数多く存在します。

  1. 【鹿児島】指宿温泉
  2. 【大分】湯布院温泉周辺
  3. 【沖縄】慶良間諸島
  4. 【和歌山】那智勝浦
  5. 【島根】松江

西日本への旅行を考えている人は、ぜひこれらの穴場スポットについてチェックしてみてください。

1.【鹿児島】指宿温泉|砂むし温泉や薩摩富士に心奪われる

鹿児島県の南薩エリアに属する指宿温泉は、砂むし温泉や「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳を一望できるたまて箱温泉、江戸時代から続く区営の鰻温泉など、とにかく温泉の種類が豊富な場所です。年末年始の時期にゆったり温泉巡りをしたいと考えている方には、ぴったりの選択肢だと言えるでしょう。

また、冬の指宿の魅力はその温暖さにあります。年間の平均気温が18℃と暖かく、なんと12月上旬に菜の花が開花シーズンをむかえ、池田湖と菜の花畑をバックに写真撮影ができます。

開聞岳の麓で年越しをして、初日の出と薩摩富士のコラボ写真を撮るのも面白いでしょう。

指宿では地元で獲れた新鮮な海の幸を使ったぜいたく海鮮丼やかつおぶしラーメン、かつおぶし×唐揚げのいぶからなど、絶品のご当地グルメも豊富ですよ。

2.【大分】湯布院温泉周辺|隠れ家的な郊外の温泉郷でリラックス

湯布院温泉は、別府温泉と対をなす源泉数の多い温泉地として有名です。ただし、湯の坪街道を中心とする湯布院中心街には、国内外からの観光客が訪れるので穴場観光地というには人が多すぎます。そこでおすすめなのが、由布市内の庄内温泉や湯平温泉、塚原温泉などの周辺にある温泉です。

地域密着型の日帰り温泉「みことピアほのぼの温泉館」の弱アルカリ性の単純温泉や、旅館志美津の大洞窟温泉の重曹泉、貸し切り温泉である塚原温泉 火口及泉など、個性的な温泉に入れます。昔ながらの宿場町・湯治場として栄えていたころを彷彿とさせる石畳や、伝統家屋も魅力です。

こじんまりした温泉宿もあるので、年末年始にゆっくりしたい方はぜひ訪れてみてください!

3.【沖縄】慶良間諸島|離島でホエールウォッチングやマリンアクティビティを満喫

慶良間諸島は、沖縄本島の北西約40kmの距離にある座間味島・渡嘉敷島・阿嘉島・慶良間島の主に4島から成る島々で、ケラマブルーと呼ばれる透明度の高い海が魅力です。

台風シーズン以外は年中ダイビングシーズンである慶良間諸島では、ウミガメやサンゴ礁を見るダイビングやホエールウォッチング、バナナボートなど、数々のマリンアクティビティが楽しめます。

年末年始に多くの人でにぎわう沖縄本島から少し離れて、人が比較的少ない南の楽園でマリンスポーツやアクティビティに参加し、いつもとは違う年末年始を過ごしたい方におすすめです。

いくつかの島をまわって、それぞれの島でしかできない体験に参加してみてはいかがでしょうか?

4.【和歌山】那智勝浦|贅沢なまぐろグルメや温泉とともにゆっくりと過ごす

和歌山県・那智勝浦は、1000年以上の歴史がある世界遺産の熊野古道を参拝する熊野詣で知られている街です。鳥居内にある那智の滝は、落差133m、滝壺の水深10mにも及び、日本三大名爆のひとつとされています。

また、那智勝浦は水揚げ量全国No.1の生まぐろも有名で、生まぐろの中とろカツやまぐろの中落ち丼、ぜいたく海鮮丼、厳選されたネタから作る寿司など、まぐろグルメで贅沢ざんまいできます。

温泉旅館や日帰り温泉、スパ、足湯なども豊富。温泉に浸かって日々の疲れを癒やしながら、鮮度ばつぐんのまぐろを食べ、ゆったりと新年を迎えたい方におすすめです。

5.【島根】松江|日本古来の歴史・神社・自然をぜいたくに味わえる

島根県・松江は、水の都として知られるパワースポットの宝庫です。日本を代表する神社である出雲大社はもちろん、恋愛祈願にご利益があるとされる玉作神社、神社に描かれた最古の障壁画がある八重垣神社など、長い歴史と伝統をもつ神社が数多くあります。人混みを避けたい場合は、初詣のピーク時期以外に参拝してみるのも良いでしょう。

また、全国に現存する12の天守閣の内のひとつである松江城は、歴史と建築美を感じられるスポット。松江城山二の丸興雲閣の横には松江神社があり、ハート型の絵馬で縁結び祈願ができます。

さらに、夕日の名所である宍戸湖は、年末年始に静かに自分と向き合うのにおすすめのスポット。その時々によって表情が変わる宍戸湖の様子を眺めながら、悠久の歴史に思いを馳せてみては?

【海外編】年末年始の旅行におすすめ!穴場観光スポット3選

年末年始の旅行は国内だけでなく、海外の穴場観光スポットを選ぶのもおすすめです。

  1. ベトナム・ダナン
  2. マルタ共和国・マルタ島
  3. インドネシア・ペニダ島

それぞれの観光スポットの魅力と、年末年始の楽しみ方についてチェックしてみましょう。

1.ベトナム・ダナン|世界有数のきれいなビーチでまったり過ごす

ダナンは、人気リゾートであるハワイやグアムほど知名度がないものの、東京から直行便も出ているリゾート地。「世界の綺麗なビーチ6選」に選出されたこともあるミーケビーチをはじめ、見渡す限りのエメラルドグリーンの海と、きれいな砂浜を堪能できる観光スポットです。

12月31日の年越しのタイミングになると、打ち上げ花火やカウントダウンイベントが開催されます。街自体が世界遺産のホイアンへも近いため、ビーチのほかに観光スポットが充実している場所で年越ししたい方におすすめです。

2.マルタ共和国・マルタ島|オフシーズンのリゾートでゆったりとホリデーを味わう

マルタ島は、ヨーロッパ随一のリゾート地です。ただし、ベストシーズンは夏なので、オフシーズンのマルタ島では比較的リーズナブルに滞在できるのが魅力だと言えます。冬とはいえ東京よりも平均気温は10℃ほど上。エメラルドグリーンの美しい海と古代遺跡、石造りの重厚な建物が楽しめます。

せっかく年末年始に連休がとれたなら、憧れのヨーロッパに行きたいと考える方も多いのでは?ヨーロッパでリーズナブルにバカンス気分を満喫したいと考えているなら、マルタ島がおすすめです。

3.インドネシア・ペニダ島|手つかずの自然が残された美しい離島

インドネシアのバリ島からスピードボートで約1時間でアクセスできる離島のペニダ島は、大規模なリゾート開発をされることなく、島独自の景観や寺院、文化を見せてくれる島です。

ウミガメやマンタ、サンゴ礁を間近に見られるシュノーケリングツアーや、大地と岩壁の間に穴が開いている不思議なブロークンビーチなど、SNS映えするようなスポットが盛りだくさん。

年末年始は日本から抜け出して、穴場的な南国の離島で大自然をエンジョイしたい方にぴったりですよ。

年末年始の旅行におすすめの穴場観光スポットを取り入れてみては?

この記事では、年末年始の旅行におすすめの穴場観光スポットの選び方や、東日本・西日本・海外のエリア別でおすすめの穴場観光スポット13選をご紹介しました。

いつもの年末年始の旅行にはない要素のある観光スポットを選ぶことによって、普段は体験できないようなアクティビティや、歴史、ご当地グルメなどが楽しめるかもしれません。

自分のプランに合った穴場観光スポットを見つけて、年末年始の旅行を充実させましょう。

  • 記事を書いたライター
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カズキ@かりぐら

埼玉県和光市出身。大学時代に始めたバックパッカー旅をきっかけに旧ソ連圏にハマり、最終的にロシア語留学を果たす。留学後はWebライター・日本語教師として活躍中。趣味のロシア語や旧ソ連圏の知見を生かした旅行記事の執筆を担当しています。

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