阪急交通社、豪華新型バス発表、12日間の日本一周の旅

  • 2019年3月31日

 阪急交通社が3月18日に発表した豪華バス「クリスタルクルーザー菫(すみれ)」。海外ツアーでビジネスクラス利用が進むなど高級志向の顧客が増えるなか、2年をかけて準備してきたという。車両は定員18名としてスペースを確保したほか、飲料を充実させるなどサービスも充実。同車両を投入するツアーは、12日間で東日本と西日本をそれぞれ一周する旅や、星野リゾートに宿泊する商品も。初年度の販売目標として10億円を掲げるフラッグシップ車両を写真で紹介する。

  • 車両の外観のデザインは、阪急電鉄の特徴である「阪急マルーン」に近い色を使用し、お客様に安心感と信頼感を与える。通常より窓を大きくすることで、景色をより楽しめるように工夫した

    外観

  • 「菫」の名称は、宝塚歌劇団を象徴する花であることから華やかなイメージがつく、そして平安時代に貴族が詠う歌によく使われていて、日常に色を添えてきた菫のように日本人の旅に寄り添う彩でありたいという思いから決まった

    クリスタルクルーザー菫

  • シート配列は横3席、縦6列、計18席。ゆとりのある配置となっている

    シート配列

  • 最大129度まで調節可能。背もたれは通常時でもリラックスできるように何度も実験を重ねた

    リクライニングシート

  • フットレストを使用することで、小柄な参加者でも、足に負担をかけず快適に過ごせるようにした

    フットレスト

  • 頭上の荷棚をなくし、座席の前方にシェルを設置した。蓋を開けると手荷物が収納できるようになっている

    オリジナルシェル

  • 全席にUSBポートとコンセントを設置。またWiFiの利用も可能とした

    USBポート

  • 20種類の飲料を用意。コーヒー、紅茶をはじめ、ジュース、アルコールまで揃えている

    飲料サービス

  • 座席の左右どちらかにドリンクホルダーとテーブルを設置。車内では各地域での銘菓や飲み物をサプライズで提供することを予定

    ドリンクホルダーとテーブル

  • 化粧室には独立した洗面台を設置しゆったりしたスペースを確保

    化粧室

  • 現在は日本のみでの運行だが、今後は海外への進出も検討する

    東日本と西日本で1台ずつ運行

  • バス1台の価格が通常のバスの約3倍となるそう。初年度の取扱額は2台で10億円をめざす

    松田社長