東京商工リサーチによると、2003年の旅行業者の倒産件数は前年同数の59件、負債総額は77億1100万円であった（負債総額1000万円以上の倒産）。2003年旅行業者の外観として東京商工リサーチでは、「大型倒産はなかったが、この影で廃業として表面化しないケースが多々あった。政府が倒産を抑制するため、返済条件の緩和、セーフティーネットの拡大等の施策を打ち出していることが旅行業者にも及んだ」との見方を示している。また、「不良債権、減損会計の適用、外資系企業が日本に進出する動きの影響が完全に出てくるのは2...