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キャンピングカー旅行の醍醐味、西オーストラリア編

  • 2010年7月23日

 日本では、キャンピングカー利用の旅行はあまり見かけないが、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドなど、大自然を有する海外のデスティネーションでは、キャンピングカーでの旅行はポピュラーなスタイル。キャンプサイトも整備され、快適な滞在が可能だ。日本の旅行会社が実際に、海外でのキャンピンカー旅行を手配する機会はまだ少ないかもしれないが、海外旅行の楽しみを広げる意味でも、その魅力を知っておきたい。今回は3月に実施した西オーストラリアでのキャンピングカー旅行を紹介する。


文:山田紀子

  • 今回はトヨタのハイエースを改造したキャンピングカーをレンタル(写真左側)。小さいタイプで定員は大人2人、子ども1人。右側は大人2人用だが四輪駆動でオフロードでの走行も可能なタイプ。車内空間も広い。車内設備など点検して、ドライブスタート

    キャンピングカー

  • 1日目のキャンプ予定地、セルバンテスへ出発。セルバンテスはピナクルズから最も近いキャンプサイトのある街。パースからは約300キロ程度で、腕慣らしにはちょうど良い距離

    セルバンテスへ

  • ピナクルズを訪れた日はラッキーなことに満月。幻想的な雰囲気に。フルムーン・ツアーも催行されるほど人気の日で、多くの人が訪れていた

    満月のピナクルズ

  • オーストラリアのキャンプ場「キャラバンパーク」はたいていどの町にも必ず1つはある。場内にはテント用サイトやキャンピングカーサイト、備え付けのコテージサイトなどがあり、電源のついたパワーサイトを使えば、車中の電子レンジや冷蔵庫などが利用できる

    キャンプサイト

  • キャラバンパークも場所によって雰囲気やサービスが異なる。モンキーマイア・ドルフィン・リゾート内のキャラバンパークは、バーやエクスカーションなどリゾートのサービスも利用できる

    モンキーマイア

  • モンキーマイアで人気のプログラム、ドルフィン・フィーディング

    モンキーマイア

  • キャンプ旅行では食事は自炊が基本。フライパンや皿などの必要なグッズは車内にそろっている。ガスレンジもあり、車内で調理が可能。その際は十分な換気を忘れずに

    ある日のディナー

  • 西オーストラリアには世界で2番目に大きい珊瑚礁、ニンガルーリーフがある。コーラルベイからグラスボトムボートで珊瑚礁を鑑賞。出発してから30分ほどで色彩が鮮やかで形が大きく、形状もさまざまな珊瑚礁が見られるのがニンガルーリーフの特徴

    コーラルベイ

  • キャラバンパークではチェックイン時、空いているサイトのうち希望するサイトを選ぶことができる。コーラルベイでは海沿いのサイトをとることができた。青い海の景色を眺めながらゆったり時間を過ごすのもキャンプならでは

    コーラルベイ

  • 移動中のちょっとしたメンテナンスも時には必要。緯度を縦断する移動をすると気温が変わり、タイヤの空気圧が変わる可能性があるので時々チェックしたい

    タイヤの空気圧

  • コーラルベイからカリジニ国立公園へ。内陸に進むほど、地面は赤茶色になり乾燥した丘陵が見えはじめ、景色が変わってくる

    カリジニ国立公園へ

  • カリジニ国立公園でブッシュキャンプ。サイトは整備されているが、電源や水場はない。野生の犬ディンゴが生息しているという。夜には遠吠えが聞こえたような気も・・・

    カリジニでキャンプ

  • カリジニ国立公園のブッシュキャンプサイト内にあるトイレ。水洗ではないが、きれいに使用されていて清潔。乾燥しているからか、臭いも気にならない

    カリジニのトイレ

  • カリジニ国立公園のフォーテスキューフォール。乾季のため水量は少なかったが、地層の形と色合いに圧倒された

    フォーテスキューフォール

  • カリジニ国立公園からエクスマウスへ移動。ちょうどホエールシャーク(ジンベイザメ)が回遊しはじめた時期で、今年初めてのツアーに参加。2匹のジンベイザメに遭遇した

    ジンベイザメウォッチング

  • エクスマウス近郊のケープレンジ国立公園ではドライブ中、エミューのほかカンガルーやワラビーなど、道路沿いで多くの動物を見かけた

    ケープレンジ国立公園

  • ケープレンジ国立公園にはシュノーケリングが楽しめる美しいビーチがたくさんある

    ケープレンジ国立公園

  • ケープレンジ国立公園はクリークもあるため、水辺ではカンガルーやワラビーと出会うことが多かった

    カンガルー

  • ケープレンジ国立公園でもブッシュキャンプが可能。海沿いなので爽やか。カリジニよりも多くの人がキャンプを楽しんでいた

    ブッシュキャンプ

  • 早朝は気温が下がり、車やテーブルなどに朝露がつく。それを舐めにカンガルーがやってくる

    ブッシュキャンプ